コロナにかかった北海道の20代看護師はなぜ若いのに重篤化したのですか?|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

コロナにかかった北海道の20代看護師はなぜ若いのに重篤化したのですか?

27歳女性、5年目看護師、がんセンター勤務

コロナ感染症は高齢者と呼吸器疾患の既往がある人は重症化するリスクが高い、という話を聞いていたので、20代の看護師が重篤化したという報道をみて、本当にびっくりしました。まさか、20代の人が重篤化するなんて思ってもみませんでした。

私も20代で、病院は違いますが同じがんセンターに勤務しているので、正直不安に思っています。私の勤務しているがんセンターにはコロナ病棟はありません。ですが、どこでコロナに感染するかなんてわかりません。

北海道の20代看護師のように、私もコロナに感染して重篤化したらどうしようと思いながら仕事をしています。毎日、体力的にもいっぱいなのに精神的にも限界が近づいてきています。

高齢者や呼吸器疾患ではない、20代の看護師が重篤化するのであれば、誰もが重篤化する可能性があるということですよね?コロナに感染するかもしれないと思いながら仕事をするだけでも不安なのに、自分が重篤化するかもしれないと思うと、このまま看護師の仕事を続けていくのも嫌になってきました。

看護師の転職お悩み相談の質問

20代の看護師の方が重篤化したニュースを見て私も驚きました。呼吸器疾患のある人、高齢者の人が重篤化するのはわかりますが、20代の方がまさか重篤化するなんて思ってもみませんでした。

あなたと同じように、20代の看護師を含む多くの人にとって衝撃的なニュースだったと思います。今までコロナ感染を甘くみていた人の中には、このニュースを機に重く受け止め直した人もいるでしょう。

この北海道がんセンターの20代の看護師の方は、2月17日に発症し、2月21日感染判明し救急搬送。2月25日に重篤化し人工呼吸器を装着。その後、特別な治療薬の投与なく軽快したそうです。これ以上の詳しい情報は公開されていないため、既往歴の有無、生活歴など詳しい情報はわかりません。

ですが、発症から感染判明の4日間は重篤化するようには思わなかったようです。20代ですし、まさか重篤化するなんて誰もが思ってみなかったので、治療にあたった医師や看護師は大変驚いたかと思います。

北海道がんセンターでは、クラスターも発生していました。がんセンター以外にも多くの場所でクラスターが発生し、コロナ患者数がとても多かったです。いつ、どこで、誰を介して感染するかわからないコロナ感染症に、感染するのではないかと思いながら生活するのは、本当に辛いものですよね。

喫煙歴も重篤化になるリスクひとつ?

重篤化するリスクのひとつに、喫煙歴もあげられています。呼吸器系の疾患もしくは高齢者のみが重篤化すると言われていましたが、喫煙歴も重篤化に関係していることがわかってきました。

北海道の看護師に喫煙歴があったかどうかはわかりませんが、年齢に関係なく喫煙歴があれば重篤化する可能性が高いようなので、喫煙されている方は注意する必要があります。

コロナ感染症だけではなく、そのほかの疾患でも喫煙歴があると重篤化するリスクが高くなりますので、これを機に禁煙することをおすすめします。

呼吸器疾患以外にも注意するべき疾患

既往歴、現病歴で呼吸器疾患の有無に注目されていましたが、これ以外の疾患であっても気をつけなければいけない疾患があります。

・糖尿病
・心不全などの基礎疾患
・透析をしている人
・免疫抑制剤や抗がん剤使用中

上記の疾患をお持ちの方も、呼吸器疾患の方と同様に重篤化しやすいので、コロナに感染した際には注意が必要です。

若いから大丈夫ではない。

若年層はコロナに感染しない。もしくは感染しても重篤化せずに軽症で済むと思い込んでいる人がたくさんいますが、コロナに関しての研究はまだ完結していません。治療薬もまだ開発中ですし、解明されていないことがたくさんあります。

それなのに、若い人はコロナに感染しても重篤化しないし、すぐ良くなるでしょうと思い、身勝手な行動をとる人がいます。具体的な例を挙げてみますと、咳や微熱があってもこれくらいなら大丈夫、自分はコロナになんて感染する訳がないと思い込み、飲食店やカラオケなど人が集まる場所に行ったりすることです。

まさか、自分を介して誰かに移してしまう可能性があるなんて思ってもみないのでしょう。自分勝手な行動をとっている若者が多いから、若者の集まっている場所でクラスターが発生しているのでしょう。

「もしかしたら、自分を介して誰かに移してしまうかもしれない。」

ということを考えながら行動しなければいけないと思います。

看護師は常に感染するかもしれないと思い仕事に取り組まなければいけない

北海道がんセンターではクラスターが起こり、20代の看護師以外の看護師もコロナに感染しました。感染症対策を行っていても、コロナに感染する可能性があります。

患者さんから感染する可能性もありますし、プライベートで感染し病院内にコロナウィルスを広めてしまう可能性もあります。自分を介して誰かに感染させてしまうリスク、そして自分がいつ感染するかもしれないというリスクと向き合いながら仕事に取り組まなければいけません。

病院内で決められた感染症対策だけではなく、プライベートでも感染対策に取り組んでいく必要があるのです。

まとめ

北海道がんセンター勤務の20代看護師がコロナに感染し重篤化したという報道を見て、衝撃を受けた看護師も少なくないでしょう。

コロナは、呼吸器疾患と高齢者の人が重篤化しやすいとみんなが思い込んでいました。20代看護師の既往歴などの詳しい情報はわかりませんが、まさか20代が重篤化するなんて思ってもみなかったと思います。

若年層はコロナに感染しても重篤化しないし、無症状の人が多いため知らない間に誰かに移している可能性も高いです。そのため、若者の集まる場所では、いまだにクラスターが発生しています。まさか、自分が誰かに移すかも?なんて思考がないからでしょう。

これから、第二波が秋冬に訪れるといわれています。若年層が重篤化しにくいからという思い込みで軽率な行動をとってはいけません。自分が感染源になるかもしれない、そして自分も重篤化するかもしれないと思いながら生活しなければいけません。

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