男性看護師が働きやすい、キャリアアップできる職場とは?|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

男性看護師が働きやすい、キャリアアップできる職場とは?

26歳、男性、看護師4年目、転職経験なし、夜勤ありのフルタイム勤務

新卒で入職した職場で働いて4年目です。一通りの技術や知識を勉強して、リーダー業務やプリセプターも経験しましたので、看護師として一人前にはなれたかなと思います。

しかし最近、男性看護師として働きにくさを感じています。1~2年目の頃は目の前のことに必死であまり気にならなかったのですが、余裕の出てきた3年目辺りから男性看護師として肩身が狭いなと感じ始めました。

というのも、以前は男性看護師の先輩がいたのですが、去年その先輩が転職してしまったので、今は男性看護師が自分一人だけという状況だからです。

また、将来のキャリアアップのことも考えることがあり、「このまま今の職場で働き続けていいものか…。」と悩んでいます。転職を考えていますので、男性看護師に向いている職場や不向きな職場、キャリアアップの方法があれば教えていただきたいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

2016年の厚生労働省の報告によると、就業正看護師において男性が占める割合は約7.4%とされています。2006年の報告では、就業正看護師に占める男性の割合は約4.7%でしたので、近年男性看護師の割合は増加傾向にあります。

しかし、それでも現状は10人に1人以下ですので、男性看護師ならではの悩みは尽きませんよね。

また、師長クラスの年齢の男性看護師が少ないので、キャリアアップのイメージがしにくいのも男性看護師ならでは悩みです。男性看護師が力を発揮して働きやすい職場とそうでない職場、キャリアアップのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

男性看護師に向いている職場の特徴

まずは、男性看護師に向いている職場の特徴を見ていきましょう。働きやすい職場にいくことで、本来の力が発揮でき、ストレスも減らすことができますよ。

①規模が大きく看護師の人数が多い職場

大学病院や総合病院といった、規模が大きく看護師の人数が多い職場は、必然的に男性看護師の人数も多いです。男性看護師は人数が少なく似た悩みを抱えていることから、ヨコのつながりが強い傾向にあります。

ですので、同じ部署に所属していなくてもお互いに存在を意識しており、ロッカーや食堂などで合った時にちょっとした相談がしやすいです。また、男性看護師の管理職の存在もチェックしましょう。

男性看護師として上司に意見を伝えたいときに、管理職に男性がいるとハードルが下がります。男性看護師ならではの悩みを相談できる相手が多いのは心強いですよね。

②男性看護師の割合が多いのは精神科、手術室、救急、ユニット系

男性看護師は配属される部署に偏りがあるのが特徴です。男性看護師の割合が多い部署は精神科、手術室、救急、ユニット系(ICU、HCUなど)になります。

看護師の仕事は体力勝負な側面もあり、男性看護師に求められる能力が体力面であったり、不穏患者に対する抑止力であったりするためです。男性の特性を活かせる部署だと働きやすいですし、男性看護師の同僚も多いと嬉しいですよね。

③男性専門外来や介護施設などでは男性看護師が重宝される場合もある

AGAや包茎など男性特有の悩みを持つ患者が来る男性専門外来や、入浴介助や利用者の移乗などの肉体労働がある介護施設では男性看護師が貴重な戦力として重宝されます。

男性向け美容施設や高齢化に伴う介護施設の需要は増加傾向です。「男性ならでは!」という働き方をしたい男性看護師の方は検討してみる価値アリといえます。

男性看護師に不向きな職場の特徴

残念ながら男性看護師に不向きな職場も存在します。働きにくい職場では力を発揮することが困難ですし、ストレスも大きいので避けたほうが賢明でしょう。

①規模が小さく男性看護師の人数が少ない職場

規模が小さい個人病院やクリニックは男性看護師の人数が少ない場合が多いです。女性に囲まれて肩身が狭いと感じる男性看護師は避けたほうが良いでしょう。

職場の規模が小さくても男性看護師の人数が多い職場もありますので、一概に規模の小さい職場を避ける必要はありません。

②男性看護師を受け入れる体制が整っていない職場

男性看護師を受け入れる体制が整っていない職場も避けるべきです。具体的には、以下のような点をチェックしましょう。

・男性用更衣室やトイレがない
・夜勤の休憩室が女性職員と共用
・男性看護師が一人もおらず対応に慣れていない

男性看護師は近年増加傾向とはいえ、まだまだ職場によって受け入れ体制にばらつきがあるのが現状です。

③そもそも男性看護師の需要がない職場

「男性看護師歓迎!」といった職場がある一方で、「男性看護師不可」という職場もあります。代表的なのが産婦人科や女性向け外来などです。現時点では男性看護師の需要はありませんので選択肢から外しておきましょう。

男性看護師のキャリアアップについて

男性看護師に向いている職場と不向きな職場をご紹介しました。働きやすい職場を見つけるのと同様に気になるのがキャリアアップについてですよね。しかし、男性看護師は師長クラスの年齢の人が少ないため、キャリアアップのロールモデルが少ないのでイメージがしにくいかもしれません。

男性看護師がキャリアアップするためのポイントは以下の通りです。

・働きやすい職場で長期間働く
・専門知識や資格の取得
・「男性看護師ならでは!」といえる活躍の場を見つける

男性看護師のニーズがある職場で、ライフイベントによる離脱がない長期間の勤務ができることは重要なアピールポイントになります。高い専門性や専門資格を保有していると、よりキャリアアップに有利です。

男性看護師は人数が少ないからこそ、需要を見極めることが重要です。需要の大きい職場を見極めることができれば男性看護師は売り手市場ですので、転職を有利に進めることができます。また、人気の高い職場の求人はすぐに埋まってしまうことも少なくありません。

ですので、早めの行動と適切な情報収集が転職を成功させるポイントです。まずは、転職エージェントに相談し、情報収集しながらご自分の希望と男性看護師のニーズを照らし合わせます。そして、転職してみたい職場が定まったら求人情報を確認していきましょう。ぜひ、男性看護師の特性を最大限に活用していってくださいね!

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