公立病院の看護師の給料が高いと言われて下がりました。安月給です。|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

公立病院の看護師の給料が高いと言われて下がりました。安月給です。

2年目看護師、転職経験あり、公立病院勤務

私は、2年間民間病院の内科病棟に勤務していました。公立病院の病棟勤務の方が、給料が高くなるという事を聞いたので、少しでも給料が多くなりたいと思って転職することにしました。
転職先は自分で探し、自宅に一番近い公立病院にすることにしました。転職する際に具体的なお給料の金額を聞かなかった私も悪いかもしれません。

ですが、こんなに下がるとは思ってもみなかったのですが、夜勤を同じようにこなしても月収が3万円もさがりました。こんな事なら転職しなければよかったなと思います。公立病院ってどこも給料が安いものなのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

2年目で転職するのは勇気がいったことではないかと思います。まだまだ看護師としての経験は浅く、知識も経験もこれから学ぶことは沢山あるでしょう。そんな中、転職することになったのは、金銭面だけですか?他にも辛いことがあったかはわかりませんが、金銭面だけを考えた転職は失敗する可能性がとても高いかと思います。

今回、すでに転職してしまっているので少し言いにくいのですが、2年しか経験年数がないのにも関わらず転職するのはお勧めできません。看護師2年目ではまだまだ未熟で知識も経験も知らないことがたくさんです。そのような中、転職したとしても、転職先で即戦力にはなれませんし、新人教育を受けなければいけないレベルかと思います。

そして一人前になっていなのに、お金のことに執着していることをプリセプターに知られたら、「まだまだ出来ないことがたくさんあるのに沢山お給料貰おうと思っているなんて図々しい」なんて事を言われる可能性もとても高いです。

公立病院は、月収は少ないが年収をみたらどうでしょう?

あなたのおっしゃるように、民間病院に比べて公立病院は月収が少ないので、月々の手取りは少なくなります。その一番の理由は、夜勤手当の金額の違いです。
民間病院の場合、夜勤手当は1回15,000円前後ですが、公立病院の場合夜勤手当は1回7,000円前後となっています。そのため、夜勤の回数が同じであったとしたら公立病院の方が月収は減ってしまいます。

民間病院に比べて公立病院の方が月々の収入は減っていますが、年収をみてみたらどうでしょう?年収をみると、公立病院の方が高いという事もあります。
その理由は、ボーナスです。民間病院の場合、年間の収益によって変動する可能性がとても高いですが、公立病院で勤務する看護師は準公務員扱いとなりボーナスは安定して貰えます。ですので、年収でみてみると公立病院の方が高いケースもあるのでチェックしてみてください。

民間病院と公立病院では退職金が違う

今目の前のお金だけをみると、転職したことを失敗したと思うかもしれません。ですが、すでに転職してしまったわけですし、公立病院に転職して良かったと思えるように考え方を変えてみてはどうでしょう。

公立病院と民間病院と金銭面で比較してみると、退職金が違ってきます。数年しか勤務せずに退職した場合、民間病院であっても、公立病院であっても退職金にさほど差はありません。
ですが、長年勤務した公立病院の場合、退職金の規定が地方公務員法に従った支払いになります。

もしも、定年退職まで勤務したら、退職金は1,000万円を超えることもあります。
民間病院の場合、長年勤務したとしてもここまでの退職金を貰える可能性はとても低いです。

転職する前には不安要素をすべて消して

今回、あなたが転職した勇気はとても素晴らしいと思います。私も新人の頃転職したいという気持ちはありましたが、転職する勇気がなく結局ずるずる同じ職場で勤務していました。
ですが、転職する際には準備が必要です。転職を成功させるためには情報収集をきちんとしなければいけません。

今回、あなたは転職してからお給料を知ったと言っていましたが、給料の金額も転職する前に把握しておく必要があります。もし、転職先の給料が今より下がると知っていれば転職するのは辞めていたでしょう。もしくは、給料が安くなったとしてもそれ以上のメリットを見出せていたら、今のあなたのように不満を抱く事にはなりません。

転職する前には、本当に転職すべきか?そして不安な事はないか?転職することがメリットであるのかを明確にしてから転職することで後悔や失敗をせずに済みます。
これから先、また転職することがあればこれらを踏まえて転職活動を行ってください。

お金と仕事内容のバランスをみる

金銭面だけをみると同じ時間勤務するのであれば、少しでも収入が多いほうが良いという気持ちは解ります。ですが、金銭面だけに着眼すると様々なトラブルを招くことになるので注意が必要です。

では、なぜ金銭面だけをみるとトラブルが起きやすいのか?
給料が高いというという事は、それだけ業務が大変になるという事になります。業務が大変になるという事は、仕事の負担がかかり肉体的・精神的にも大変です。仕事がいくら忙しくても大丈夫。もしくは、プライベートでリセットできるというのであれば問題ありません。

看護師2年目でそこまで仕事とプライベートを確立するという事は至難の業だと思います。転職した公立病院でもまだ1人前に働くことは難しいため、ストレスが溜まっていませんか?お金だけに執着するのではなく、仕事内容に見合った給料であるかが大切な事ではないでしょうか。

まとめ

同じ時間同じように働くのであれば、少しでも多いお給料が貰えるにこしたことありません。お給料に差があるのは民間病院と公立病院の違いだけではなく、仕事内容によっても異なってきます。給料が高いということは、それだけ忙しい、もしくは看護師に負担がかかっていることになります。

看護師2年目では、看護師としてまだまだ1人前ではなく周りのスタッフに支えられて業務をこなせているのではないでしょうか。そのため、仕事が大変だという意識があまりないかもしれません。ですが、経験年数を積み重ねていくにつれて、後輩の面倒を見たり業務を任されたりすることで今まで感じたことのない仕事の大変さを感じることになるでしょう。
お金も大切ですが、仕事のバランスをみることも重要です。

今の職場で働き続けることに不安や迷いを感じたら、転職エージェントに相談するのも一つの手です。専門のコーディネーターとの面談を通して、ほかの病院と今の職場の待遇を比較したり、自分のキャリアプランを見直したりできますよ。ぜひ、お気軽に問い合わせてみてください。

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