新人看護師が定時で帰るには? |看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

新人看護師が定時で帰るには?

1年目看護師、夜勤ありのフルタイム勤務、定時で帰るためには何をしたらいいのか

看護師として働き始めましたが、毎日定時に帰ることが出来ません。忙しい現場なので、先輩も残業をしていることが多いです。

たまに自分の業務が定時に終わることがあっても、先輩が残業をしているので、とても帰りにくいです。新人看護師は残業して当たり前と思っている先輩も中にはいるし、正直職場全体にそういう雰囲気もあると思います。

これからは患者さんの受け持ちも始まり、今よりもっと忙しくなると思います。今以上に残業が増えていくことを考えると、この先この仕事をやっていけるか不安です。
 
新人看護師が定時で帰るのは難しいのでしょうか?スムーズに業務を終えて定時で帰れる方法はないのでしょうか?毎日でなくても、定時に帰れる方法があれば知りたいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

気づける!定時に帰れるチャンス

私も、看護師として働き始めた頃、毎日思っていたことがあります。それは、「毎日残業ばかりで、全然定時に帰れない。」ということです。

看護師の業務量は、患者さんの状態により変化するため、定時で帰るのは難しいと思っている方が多いと思います。特に、新人看護師は残業するのが当たり前という雰囲気が実際の現場にはあるのではないでしょうか。

しかし、新人看護師でも定時で帰ることはできます。毎日定時で帰ることは難しくても、定時に帰れる日を増やす方法はあるのです。
 
定時で帰れる日を増やす方法をお伝えする前に、まず強くお伝えしたいことがあります。それは、新人だから残業は当たり前とは決して思わないでほしいということです。

もちろん、先輩に比べて知識や技術は足りないので、スムーズに業務を行うことは難しいでしょう。

しかし、受け持ちの患者さんの状態が安定している時や自分一人で行える技術が増えてきた場合は意外とスムーズに業務を行えるため、定時で帰ることはできると思います。

しかし、残業は当たり前と思っていると、失敗することなく安全に業務を行うことは意識できていても、効率的に業務を行うことは意識できていないことが多く、定時で帰れるチャンスに気付きにくいものです。

まずは、「残業して当たり前。」という考え方から、「今日は定時に帰れるかな?」という考え方に変えることから始めてみましょう。

「今日は定時に帰れるかな?」という考え方になったところで、次は定時で帰るための具体的な方法を知ってほしいと思います。私自身が実際に行ってみて、本当に効果があったことを初級編、中級編、上級編として3つお伝えしていきます。

先輩を救う最強サポーターになる簡単な方法

まずは、初級編です。初級編のテーマは、「名前と場所を覚えよう」です。

具体的には、使用する物品の名前と保管場所、医師や先輩看護師や看護助手さんなど関わるスタッフの名前、患者さんの名前と部屋番号を覚えましょう。

まだ自立して業務を行えない時に、先輩になんて言われることが多いですか?「○○さんのところに行って○○してきて。」や「○○取ってきて。」とよく言われませんか?

最初は探す・迷うことが多いため、その時間を少しでも短くするために、まずは名前と場所を覚えておきましょう。

書くを制すれば、テキパキナース

次は中級編です。中級編のテーマは、「スケジュールと記録を書こう」です。

病棟に慣れてくると、患者さんの受け持ちが始まります。しかも、徐々に受け持ち人数は増えていきます。

そのため、行わなければならない業務は増え、イレギュラーなことも起こるでしょう。もちろん書かなければいけない記録の量もぐっと増えるはずです。

そんな時、頭だけで考えず、その日のスケジュールを簡単に書きだしてみてください。特に決められた時間で必ず行わなければならないものは、忘れずに書いておきましょう。(例えば血糖測定や点滴などです。)

同じ時間に行う業務が複数あっても、イレギュラーなことが起きても、スケジュールを可視化しておくと、あまりパニックにならずに優先順位を考えながら業務を行うことができます。

そして、少し手が空いた時に一文字でも、一行でもその日の記録を書いてください。最後に残る業務は記録であることが圧倒的に多いので、業務中に少しずつでも記入しておくことが重要になります。

先輩を味方につければ、もう一人前

次は上級編です。上級編のテーマは、「先輩の知識と技術を盗む。」です。

患者さんの受け持ちにも慣れてくると、次は難しい技術の習得や重症度の高い患者さんの受け持ちを行えることに焦点があてられます。

ここまでくると、自分だけの頑張りで定時に帰るのは困難になります。自立に向けての最終段階で、業務に時間がかかってしまう原因は、幅の広い知識と高度な技術をまだ持っていないということです。その両方を持っている人はあなたの先輩です。

日々業務を行う中で、困難だと思うことがあれば、積極的に先輩に教えてもらいましょう。先輩がとても忙しそうなときは、先輩の記録をよく読むことや先輩が処置などを行うときにすすんで見学だけでもさせてもらいましょう。それだけでも、随分違ってくると思います。

病棟にも慣れ、患者さんの受け持ちもできるようになってきたなと思った時こそ、先輩を頼りましょう。そして、ぜひ話しやすい先輩を見つけてみて下さい。その先輩は、この先もあなたの味方になってくれるはずです。

まとめ

新人看護師が毎日定時で帰ることは難しいかもしれませんが、定時に帰れる日を増やすことは可能です。ぜひ今回の記事を参考に、スキルを磨いてみてください。

しかし、どんなに努力しても職場環境のために残業を減らすことが難しいときは、転職を検討するのもひとつの方法です。

なかなか減らない残業によって体調を崩したり、勉強時間を確保するのが難しかったりするなら、新しい環境に身を置くことを考えた方が良いかもしれません。

とはいえ、看護師になったばかりで転職するのはちょっと…と気が引けてしまうこともありますよね。そんなときは転職エージェントにご相談ください。

コーディネーターがあなたの現在の状況や悩みを丁寧にヒアリングし、最適な選択肢をアドバイスしてくれますよ。

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