母親と変わらない年代の看護師ばかりの環境が辛い|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

母親と変わらない年代の看護師ばかりの環境が辛い

1年目看護師、中規模病院勤務、転職すべきか迷っている

同級生達は大学病院に就職していく中、私は200床規模の病院に就職しました。新人看護師として就職したのが私だけでした。

しかも看護師のほとんどが親の年と変わらない年代で、独身者でも30代後半です。指導はなんとなくしてくれますがほとんど放置状態で、親世代の看護師と会話も噛みあいません。明らかに就職に失敗したと後悔しているのですが、転職するべきでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

入職した新人がひとり、まして先輩看護師は母親世代が多い環境では不安を感じてもおかしくないですね。中規模の病院なので、新人を受け入れる体制は整っていないのかもしれません。

「就職に失敗したと後悔している」とありますが、まず転職するべきかより今の職場で新人看護師として成長するためにはどう行動していくべきか、について考えてみるのはいかがでしょうか。

1. 新人研修や指導担当がいない職場での対応策

新人看護師を多く受け入れている職場であれば、新人研修やプリセプター制度を導入しています。しかしこの制度がない職場では、新人看護師だから指導者がいて当然という考え方は捨ててしまいましょう。

そして、職場のスタッフ全員がプリセプターだと考えてみてください。もしかすると、先輩看護師には「新人看護師を指導しなくてはいけない」という気持ちはないかもしれません。ですから、あなた自身が行動していく必要があると考えてください。

(1) 日勤帯ではペアを組んでもらう

新人看護師にいきなり部屋担当を任せることはないとは思いますが、念のため慣れるまでは先輩看護師とペアを組んでもらうようにしましょう。ただスタッフの人数に余裕がない場合には、3日~7日程度でお願いしてみてください。

(2)積極的に指導をお願いする

採血や点滴など先輩が処置の準備を始めたら、積極的に手技を見せてもらうようにします。新人看護師の指導に慣れていない看護師の場合、新人が同行することを嫌がる場合もあります。

しかし待っていても声をかけてもらえませんので、たとえ看護師の反応がわるくても自分から指導を求める行動にでてみましょう。快く指導してくれる看護師もいますよ。

(3)自己判断はしないこと

声をかけにくい雰囲気や、誰に確認していいのかわからないこともあります。まして先輩看護師を呼び止めることは、少し気を使いますよね。ただ自己判断をしてしまうほど危険なことはありません。

看護師である以上、何か問題があればあなた自身に責任が課せられてしまいますので、どんな些細なことでも先輩看護師の確認や指示を仰ぐように習慣付けておいてください。

(4)他のスタッフの動きを見て積極的に手伝いにいくこと

手が空いている時、カルテから情報収取や調べ物をしたいと思うかもしれません。しかし他の看護師が忙しそうにしているのに、ナースステーションにこもっていることは反感をかいやすくなります。

手が空いている時こそ、何か手伝えることはないか先輩に声をかけてみましょう。自分の仕事を後回しにする必要はありませんが、周囲のスタッフの動きはよく観察しておくことをおすすめします。

2. 目標チェックリスを自作してみよう

新人研修プログラムでは、手技や知識について自己診断チェックリストがあります。他病院で使用しているチェックリストなどネットに掲示されている情報をもとに、目標チェックリストを自作してみましょう。成長度が目に見えるので、おすすめです。

3. 同級生との成長を比べないこと

大学病院や総合病院など大規模な病院に就職した同級生達は、最新の医療や技術を経験していることもあります。友人との集まりで職場の話題になれば、技術や知識の遅れが気になるかもしれませんね。

友人の話を聞くと、自分の環境と見比べ「転職した方がいいかもしれない」という思いが強くなることもでてきます。

病院の規模によって医療技術や患者層も違い、病院の規模が大きいほど研修の数も多く求められる知識や技術も高度なので、新人看護師として入職後は年単位で経験を積んでいく必要があります。

反面中小規模の病院では即戦力として仕事ができる看護師が必要とされるため、高度な知識やよりも点滴や採血など手技がメインになります。

将来的に大規模な病院で働きたいと考えるのであれば、転職を考えるのもひとつです。ただ高度な技術や知識を学びたいわけではないという場合には、まずは今の職場で基礎的な技術を身に付けておく方がこの先の転職にも有利です。

プリセプターや新人研修を受けている友人達と比べて成長が遅いように感じるかもしれませんが、まず今の職場で経験できることを積極的に求めてみてください。行動すればするほど、成長につながりますよ。

4. 職場とプライベートは分けて考えてみよう

職場内で同期がいないことや、年齢の違い看護師がいないことで居心地の悪さを感じることもありますね。確かに年齢が離れすぎていれば話の話題も違い、心細く思うこともでてくると思います。

ただ今は慣れていないだけで、月日が経過すれば職場の雰囲気にも慣れてきます。たとえ話の話題が合わないとしても、先輩達にかわいがってもらえるようになれば居心地の悪さも解消されていきますよ。職場は職場、プライベートは別と分けて考えてみてください。

さいごに

学生時代は同世代の集団の中で過ごして来ているので、いきなり親の年齢と変わらない看護師がいる環境の中ではとまどうことも多いと思います。

ただ同世代が集まれば人間関係が複雑化するのも事実なので、友人達が先輩との関係を悩んでいる中あなたは慣れれば先輩からかわいがってもらえる存在にもなりますよ。

若い世代が職場にいなかった分、期待度も高くなると思いますので、今の職場でもう少し頑張ってみるのもひとつの選択肢として考えてみるのはいかがでしょうか。

ただ繰り返しになりますが、待っているだけでは指導してもらえません。まずは、自分から率先して行動にうつす努力は必要です。でも今の経験が、行動力や質問力を鍛えることになりますので、この先きっと役にたつ日がくると思います。よかったら、参考にしてみてくださいね。

ただ、今の職場で働き続けるにしても、多くの選択肢があることを知っておくことは重要です。なぜなら、この先新たな悩みや問題が発生したとき、気持ちに余裕をもって行動できるからです。

転職エージェントなら、あなたのスキルや特性を活かせる職場を多く探せるでしょう。また、今後のキャリアプランを叶えるステップなども相談できますので、ぜひお気軽に問い合わせてみてください。

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