業務で失敗してしまい、また失敗するのではないかと怖くなり悩んでいる|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

業務で失敗してしまい、また失敗するのではないかと怖くなり悩んでいる

1年目看護師、病棟勤務、失敗を繰り返してしまいそうで悩んでいる

働き始めて半年の新人です。私は緊張しやすい性格ですが「誰かの役に立ちたい」と考え看護師になりました。私が就職した職場は、人間関係もよくて本当に恵まれた環境です。

でも先日私は患者さんの点滴を間違え、危うく医療事故を起こしかけました。処置する前に先輩が気付いてくれましたが、あれから「また失敗をするかもしれない」と考え業務が怖いです。

環境に甘えていた自分を許せず、気持ちの切り替えができません。こんな気持ちのまま、看護師を続けていけるのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

新人看護師時代は先輩が脅威になりやすいのですが、人間関係が良好な職場で仕事ができるのはいいですね。きっとあなたがしっかりと目的をもっていたからこそ、環境のいい職場を選択することができたのでしょうね。

今回の出来事は、失敗を未然に防ぐことができたヒヤリハットの段階ですね。ただあなたにとっては、気持ちの切り替えができず看護師を続けていけるのか、という大きな悩みにまで発展してしまいました。

おそらく、とても怖い思いをしたのだと思います。でもあなたが「環境に甘えた自分が許せない」とまで自分を責めてしまう原因は、どこにあるのでしょうか。もしかすると「緊張感が薄れ先輩に甘えている自分が許せない」ということではありませんか?

新人看護師の毎日は慣れない業務に緊張の連続ですが、少し慣れてきた頃ふと気持ちが緩んでくる時期があります。この時期に失敗すると、自分自身を過剰に攻めてしまうのかもしれません。では看護師の失敗についてお伝えしていきますので、参考にしてみてくださいね。

1、看護師の仕事はチームワークで成り立っている

確かに、看護師の仕事に失敗は許されません。でも看護師も人間ですから、どうしても失敗することはあります。どれだけ経験のあるベテラン看護師でも、100%完璧に仕事をこなす看護師はいないです。

ではどうすればいいのか。これは、スタッフ同士のチームワークでお互いをカバーしていきます。今回あなたのミスを先輩が気付いてくれたことで、未然に防ぐことができましたよね。このように新人もベテランも関係なく、業務前のダブルチェックで医療事故を未然に防ぐことができます。

今回の失敗は、点滴の処置でしたね。処置をする前には、指示された点滴の内容確認と患者さんの名前をダブルチェックできていたでしょうか。もしかするとダブルチェックの時点で、間違いが発覚したのではありかせんか?

新人看護師は、先輩から指摘や注意を受けることに過敏に反応し、間違えたことに対して自己嫌悪に陥ることが多い傾向にあります。しかし、指摘されたことに対して落ち込む必要はありませんよ。

確かに先輩から指摘や注意を受けることは、気分のいいものではありませんよね。できることなら、指摘を受けずに業務をこなしていきたい気持ちもわかります。でも新人看護師の間は、指摘や注意を受けることで気づくことも多く、それが経験という財産になり積み重なっていく時期です。

「与えられた仕事は、自分が完璧にやり遂げなければいけない」と思い込んでしまう人ほど、うまくいかなかった時には落ち込み自分を責めてしまいます。なぜうまくできなかったのか、振り返りすることも大切です。でも「ちょっと不安だな」「「何かいつもと違うな」と感じた時には、チームの力を借りましょう。

2、失敗の恐怖心を克服するには成功体験を増やすこと

スが起きてしまった場合には、なぜそうなったかを振り返り同ことを繰り返さないための対策を考えることで次の成功につながります。でもとても怖いですよね。

「また失敗してしまうかもしれない」この気持ちや恐怖心を克服するためには、成功体験を増やしていってみてください。

例えば、採血がうまくできる・シーツ交換がきれいにできた・患者さんとの会話がスムーズにでき笑顔が見られたなど、身近なことで成功体験を増やしていきます。

また今回のことで、点滴の準備が不安であれば、先輩看護師にお願いし一緒に準備してもらいましょう。「失敗したことで不安が強い」と伝えれば、先輩も理解をしてくれますよ。

新人看護師の間は、先輩に迷惑や負担をかけてしまうと遠慮する必要はありません。申し訳ないと思う気持ちは、あなたが看護師としてひとり立ちすることでまかなうことができますから、不安や恐怖心がなくなるまで一緒に付き添ってもらいましょう。

3、看護師はメンタルの強さも必要

世間では、看護師は気が強いというイメージがありますよね。きっとあなたの職場のスタッフも、メンタルの強い看護師が多いのではないでしょうか。

このメンタルは、たくさんの失敗と悩みを乗り越え、経験を積んでいくうちに自然と鍛えられていきます。たとえ悲しいことや辛いことがあっても、患者さんの前で感情を出すわけにはいきませんからね。

どんなベテラン看護師であっても、失敗することは怖いです。先輩看護師は堂々としているように見えていても、不安な時もあれば自信を失くすこともあります。おそらく先輩にも「看護師を続けられるだろうか」と悩んだ経験があるはずです。

失敗を恐れることなく仕事に自信をもっている看護師の方が、圧倒的に少ないものですよ。いろんな経験を積み、ひとつひとつ乗り越えていくことで、あなたのメンタルもきっと強く鍛えられていくはずです。そしていつか、不安を抱いているスタッフを助けられる立場になっているのではないでしょうか。

さいごに

きっと同じような話を、職場の先輩からもしてもらっているかと思いますが、きっと今はどんな言葉をかけられても、あなたの耳には届きにくいのかもしれませんね。

恐怖心を乗り越えることはあなたにしかできませんし、気持ちの切り替えができるのもあなた自身ですから、たとえ時間がかかったとしてもゆっくりと気持ちの整理をしていっていただければと思います。

でも自分を責めすぎてしまうことは判断能力を鈍らせますので、冷静な判断ができなくなります。もうそろそろ、自分を許してあげてもいいのではありませんか?

「誰かの役に立つ仕事がしたい」そう思って看護師の道へと進んだ最初の気持ちを忘れずに、今回の出来事を乗り越えていっていただければと思います。

今回のお悩みのように、看護師を続けていけるのか不安になったときは、転職エージェントに相談するのもひとつの方法です。医療業界に精通したコーディネーターが、あなたのお悩みを丁寧にヒアリングし、気持ちを切り替えるために必要なアドバイスや提案をしてくれるでしょう。

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