人の死をうけいれることができない|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

人の死をうけいれることができない

24歳女性、1年目看護師、転職経験なし、病棟看護師

私は、人の死が受け入れられません。
プリセプターに相談したら、何人も人の死をみていると、そのうち慣れてくるものだよと言われました。
そんなものかと思って仕事をしていますが、慣れるどころかどんどんツラくなっていきます。
現在、急性期の病棟勤務なのですが、1か月に少なくても1人は亡くなっているように思います。

人の死はいつか受け入れることが出来るようになるのでしょうか?
それとも人の死は慣れていくものなのでしょうか?
人の死が受け入れられず本当につらいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

人の死に対して悩まれる看護師の方はとても多いです。
看護師の仕事をしていなければ、人の死と向き合うのは身近な人だけですので、とても少ないですよね。
しかし、看護師の仕事をしていれば多いとき、月に何回も人の死と向き合わなければいけません。

亡くなる姿を見ると、生きているという事が何なのか?そして死んでしまうとどうなるのか?と死に対して色々考えてしまいますよね。
しかし、実際に亡くなった人からの気持ちを聞けるわけではありません。
その上、実際に経験できないことなので、答えが見つからず悩んでいる方もいると思います。

あなたのように、人の死をどうしても受け入れられず悩んでいる看護師の方も少なくありません。
しかし、看護師の仕事をしていく以上、人の死と向き合わないわけにはいきません。
どうすれば、人の死を受け入れることができるのか、考えていきましょう。

患者と家族の気持ちに寄り添う

人の死を受け入れるためにはまず、患者とその家族の気持ちに寄り添って看護をすることです。
患者の生死に関わらず、患者や家族としっかりコミュニケーションを取り、気持ちに寄り添った看護をすることで、あなた自身がやりがいを感じる看護ができます。
患者が亡くなってから後悔しないためには、気持ちに寄り添った看護をすることが大切です。

私は、患者の死と向き合うとき、こんなにもコミュニケーションが大切だったと気づきました。
亡くなってからではお話することはできません。
それまでの間に患者に残された時間、納得のいく余生を過ごしてもらうためにも、色んなお話をすると良いでしょう。

自分でできることを精一杯する

患者のケアや処置をする際には、常に精一杯の仕事をしていますか?
人の死を受け入れることができない看護師の中には、もっとこんなことをしておけば良かったと後悔する人がいます。
精一杯の看護をしていなかったことで、自分自身に負い目を感じてしまうことで、死を受け入れることができないのです。
看護師として、できる限りのことを常に精一杯することは、負い目を感じず患者の死を受け入れるために必要です。

患者に感情移入をしすぎない

患者の死を受け入れることのできない看護師は、患者や家族に対して感情移入しすぎてしまうからです。
「この人が亡くなると残された家族は…」など感情移入しすぎると、死が受け入れられなくなるだけでなく、自分の感情も混乱してくるのです。
簡単に割り切ることもできませんが、あくまでも看護師であるという立場をわきまえ、患者や家族に感情移入をしすぎないようにしましょう。

患者の家族の前で泣くのは極力しない方が良いでしょう。
人生の最期の立ち会いは非常にデリケートな場面で、思わず涙がこぼれることがあるかもしれません。
しかし、あなたがプロであることを忘れないようにしましょう。
プロとして病室を一歩出たら頭と心を切り替えなければ、他の患者を不安にさせてしまいますよ。

罪悪感にかられないで

患者が亡くなると、もっとこんなことをしておけばと、罪悪感にかられる方もいます。
しかし、あなたのせいで患者は亡くなるのではありません。
病気の勢いに免疫力や治療の力が及ばなかったのです。
そのため、私のこの対応の仕方や処置の仕方が悪かったのでは?と罪悪感にかられないでください。

亡くなった患者からの学びを生かす

亡くなった患者からの学びはとても大きなものです。
その人が残してくれたことを他の患者の看護に生かすことで、その人の死も報われると思ってみてはどうでしょうか?

ストレスを解消する

人の死を受け入れることは精神的なストレスがとても大きいものです。
考えないようにしても、考えてしまいますよね。
過度のストレスを受け続けながら仕事を続けることはとてもツライものです。

人の死を受け入れられないのであれば、誰かとその患者のことを話してみてはいかがでしょうか。
そして、自分の好きなことをしたり、ゆっくり温泉につかったりするなどして、ストレスを緩和することをおすすめします。

プリセプターに人の死の乗り越え方を聞く

プリセプターも、新人看護師時代あなたと同じように患者の死を受け入れられず悩んでいいたという方も、たくさんいると思います。
実際に、プリセプターはどのように乗り越えていったのか、どうすれば良いのかは聞いてみると良いかもしれません。
一人で悩んでいると出ない答えも誰かに相談することで解決の糸口が見える可能性がありますよ。

まとめ

患者の死は簡単に受け入れることが出来ないという看護師の方はたくさんいます。
しかし、看護師という仕事をしていく中で人の死を避けることは難しいでしょう。
急性期の病院だけではなく、慢性期、療養そして施設やクリニックであっても、患者の死と向き合わなければいけません。

人の死を簡単に受け入れることができないことが悪いのではありません。
しかし、長く引きずってしまうとあなた自身の看護師生命が危険になる可能性があります。
少しずつ心がけることで、徐々に人に死と向き合うことができますよ。

さまざまな理由で今の職場で働くことが辛いときは、転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。専門のコーディネーターとの面談で、あなたの悩みや看護に対する想いを明らかにすることで、これから目指すべき方向性や働き方が見えてくるでしょう。

転職エージェントは医療機関と連携していますので、あなたの希望する働き方が叶う職場がきっとみつかりますよ。

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