申し送りが苦手…何を伝えれば良いかわからない|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

申し送りが苦手…何を伝えれば良いかわからない

21歳女性、1年目看護師、転職経験なし、夜勤ありのフルタイム勤務

看護師として働き始めて7か月が経ち、少しずつ一人でできる仕事が増え、夜勤も独り立ちしました。しかし、私は申し送りがとても苦手で、いつもプリセプターにフォローしてもらっています。

プリセプターに「何を伝えるか考えたらできるよ」と言ってもらいましたが、何を伝えれば良いかわかりません。同期の看護師はうまく申し送りができているのに、なんで私はこんなにうまくできないのだろうと悩んでいます。どうすれば申し送りがうまくできるのでしょうか?

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師として7か月働いていると少しずつ自分のできる事とできない事がわかってくると思います。あなた自身が自分の苦手な分野が明確になっていることは、看護師として成長している証拠ではないでしょうか。

申し送りが上手になるコツは、申し送りの目的や効率よく行うポイントを押さえることです。申し送りの4つの目的と効率よく行うポイントをチェックしていきましょう!

申し送りの目的は?

勤務交代時に引き継ぐ看護師へ当たり前のように行われる申し送り。ただ漫然と自分の勤務帯で起こった出来事を申し送るのでは、伝わりにくく時間もかかってしまいます。申し送りの目的をしっかりと押さえることでわかりやすくなり時間短縮につなげることができますよ。

申し送りの4つの目的

①患者の状態を次の担当者に伝えるため
②次の担当者に引き継いでもらいたい看護を伝えるため
③看護の方針を共有するため
④医師から出された処方や処置、検査などを安全に行うため

以上が申し送りの目的です。申し送りの目的を押さえることで次の勤務者へ伝えるべき内容が見えてきますね。「カルテを見たらわかるから勤務が変わるごとに申し送りなんてしなくても良いのでは…」と思う方もいるでしょう。

しかし、全員のカルテを見ると多くの時間を要し患者へ看護を提供する時間が短くなりがちです。また、一人でカルテをチェックしていると見落とす可能性があるため、申し送りで抜けを防ぐという意味もあります。

申し送りを効率的に行うためには、簡潔・明瞭・個別性を意識しましょう。では、具体的に何に気をつければ効率的に端的に申し送りができるのでしょうか。申し送りを効率的にするためのポイントをご紹介します。

申し送りで受けたことをそのまま申し送りしない

自分が申し送られた内容はカルテに記載されており、その内容も申し送ると量がどんどん増えていきます。したがって、自分が申し送られた内容は申し送りせず、自分の勤務帯で変化があれば申し送ります。

夜勤帯で異常があったとしても日勤帯何も状態の変化がなかった場合には、〇〇さん日勤帯は著変なしと申し送れば大丈夫です。

申し送りをする前に、自分で言葉をまとめておく

新人看護師は業務をこなすだけで時間がいっぱいになり、カルテに記載する時間や申し送りをまとめる時間があまりないかもしれません。ですが、申し送りやカルテ記載も看護師の大切な業務の一つです。

次の勤務帯の看護師が業務を行うまでにある程度のカルテ入力をしておくことで、申し送りをする時間を短縮することができます。また、申し送りまでに何を申し送るかまとめておいてください。

記録はメモを取らず電子カルテに直接入力する

電子カルテが主流になりつつあります。申し送りをスムーズに行うには、観察や処置をした内容をリアルタイムで電子カルテに入力することが大切です。

電子カルテにリアルタイムで入力することで、次の勤務者があらかじめ情報収集でき、重要な点のみ申し送りをすれば効率的に行うことができます。自分のしたこと、見たこと全てを申し送りしようと思わなくても大丈夫です。

電子カルテを使用する際にタイピングに時間がかかるから一度メモを取ってから電子カルテに入力すると、手間も時間もかかります。したがって、できる限り記録はメモをとらずリアルタイムで電子カルテに入力しましょう。

患者にとって重要な事を申し送りで伝える

患者の状態によって重要な内容が異なってきます。新人看護師にとって、少しでも異常があればすべて申し送りで伝えたくなる気持ちになると思います。しかし、細かなことまで申し送りをしていると時間が足りません。

したがって、重要な事だけを申し送る必要があります。注意して継続的に観察してほしい項目、医師から指示されている内容、必ずして欲しい処置などを申し送れば良いです。

日ごろから話をまとめる訓練をする

申し送りでは重要な事を端的に話すことが大切です。日ごろから話をまとめる訓練をすることをおすすめします。例えば、仕事でもプリセプターに報告する際には、要点をまとめてから報告・連絡・相談するように意識をしてみてください。

また、プライベートでは話す順序やテンポをイメージしてから話をするよう訓練してみてください。これをすることで、少しずつ端的に要点をまとめた申し送りができるようになるでしょう。

また、自分が伝えたいという事ばかりに気を使うのではなく、相手がわかりやすいように伝えるほうが良い申し送りになります。

先輩の申し送りを聞く

時間がある時は先輩看護師が行っている申し送りを聞くようにしてみてください。どのようにまとめて話をしているのかを聞くことで、申し送りの仕方を盗んで習得することが一番のコツかもしれません。

百聞は一見に如かずという言葉通り、先輩の技術から学ぶことも大切です。

まとめ

申し送りを上手に行うコツを少しは掴むことができたでしょうか?申し送りに苦手意識を持つ新人看護師は沢山います。私自身も何を話せば良いのか解らずパニックになりそうなことがありました。

ですが、申し送りをスムーズに行えるよう訓練していくうちに、うまく申し送りができるようになりました。申し送りをうまく伝えようと思うのではなく、相手にわかってもらえるように伝えることが大切です。

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