勉強の仕方がわからない。実践にいかせない|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

勉強の仕方がわからない。実践にいかせない

21歳女性、2年目看護師、転職経験なし、病棟看護師

やっとの思いで看護師資格を取得し、晴れて看護師として働けると思っていましたが、現実はそこまで甘くなく、資格を取得したからといって即戦力にはなれないということに、就職して知ることになりました。

看護学生時代は、参考書で勉強すれば点数はとれましたが、今までの勉強が実践に生かせず、また看護師として実践に生かせる勉強法が全くわかりません。実践に生かすための勉強はどのようにしていけば良いでしょうか?

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師の合格、そして就職おめでとうございます。
国家試験に合格するために、とても勉強したかと思います。あなたが悩んでいるように新人看護師の方の多くの方が、今までたくさん勉強もしてきたし、実習でのレポートも沢山書いてきたのだから、看護師として即戦力になれると思っていた方がとても多いと思います。

ですが、現実はそんなに甘いものではなく、先輩看護師からは毎日、注意される日々で何のために看護師になったのか、解らなくなるほど落ち込むこともありますよね。

私自身もあなたと同じように思っていました。ですが、現実は理想とは違い、あんなに勉強した内容も実践に生かすことが出来ません。また、国家試験に合格するための勉強しかしてきていないし、実践に生かせる勉強法なんて誰も教えてくれなかったので、毎日悩みながら勉強していました。自分なりに勉強はして仕事に向かっていましたが、

「なにを勉強してきたの?」
「この内容では全然だめ」

と先輩には毎日注意される日々で、あんなに勉強したのに、就職してからもなんでこんなに勉強しなければいけないの?なんでこんなに注意されたないいけないの?と疑問な日々を送ったものです。

今回は、私がお勧めする実践に生かせる方法をいくつかご紹介したいと思います。悩んでいる新人看護師の方の力に少しでもなれればと思います。


1つ目の秘訣はメモを取ること

まず1つ目は、仕事中にメモを取ることです。

最近の新卒の方はメモをとらず、ただ見ているだけという方が多く見受けます。
「メモを取らなくても、覚えることができるし、そんな面倒くさいことをしたくない」という意見も耳にします。

ですが、本当にすべてを覚えているでしょうか?
新人の子たちは、覚えることが出来る!といいますが、そのような事を言う人に限って、同じことを繰り返し質問してきます。そうです。1回聞いただけではなかなか覚えることが出来ないのです。

技術面に関しては、参考書に記載していない内容が実践には求められます。その理由は、職場によってマニュアルが違いますし、何より使用する物品も異なってきます。ですので、職場での方法を習得する必要があります。

先輩から教えてもらっている内容は必ずメモを見て、そして自宅でそのメモを見返し復習してください。これが、実践に生かすために一番大切な秘訣ともいえます。

2つ目の秘訣は検査データから患者の症状を予測する

2つ目は、血液データをみて、どのような症状が出やすいか予測することです。

もちろん、診断するのは医師ですので異常値だからといって看護師が診断するわけではありません。

ですが、患者の異常を早期発見するためにも、血液データの正常値は頭に入れておき、そしてどのような病気が潜んでいる可能性があるのか判断し、そして他に症状が出現していないか観察し、その状態を医師に報告することで早期治療を行うことが出来ます。

ですので、まずは、血液データの覚えなおしが必要です。

3つ目は薬について調べること

3つ目は、薬について調べることです。

看護師は薬剤師ではないですし、すべての薬を覚えないといけないと言っているのではありません。では、どのような薬を覚えていけば良いのか?と思いますよね。まずは、勤務している医師がよく処方する薬から順番に覚えていくのをお勧めします。

その際、何の薬であるのか、そしてどのような副作用が出現する可能性があるのかも頭にいれておくと、とても観察しやすくなります。そうすることで、観察項目も自分で見出すことができますし、患者さんが薬のことを訪ねてきてもすぐに返事をすることが出来ます。

4つ目は配属された科の専門書を読むこと

4つ目は、専門書を読むことです。

看護学生の時は、全部の診療科の勉強をしなければいけませんので、広く浅くしか勉強していません。ですが、就職すると分野ごとにさらに掘り下げて勉強しなければいけません。ですので、看護学生時代の参考書では限りがあります。

例えば、整形外科に配属になったのであれば、整形外科看護師の専門書を購入し勉強することをお勧めします。そうすることで、病気やけがについてだけではなく、観察項目や看護の方法など細かな知識を深めることが出来ます。

もしも、購入するお金がもったいないという方は、看護協会や卒業した学校の図書館の本を利用して勉強することも良いかもしれません。

まとめ

少しは、参考になったでしょうか?
看護学生時代に沢山覚えたことがすぐに現場で使えると思っていた新人看護師の方はたくさんいらっしゃると思います。ですが、現実はとても厳しく看護学生時代に沢山覚えたことも実践に生かせることはとても少ないです。

ですので、現場で働き始めても、まだまだ勉強することがたくさんあります。勉強の仕方が解らない方も、メモをとる、わからないことは先輩や上司に聞く、薬や採血データの再度覚えなおしをすることで、実践に生かすことのできる勉強をすることが出来ます。また、専門書で知識を深めることもとても大切です。

就職して3年間くらいは、本当に覚えることがたくさんで挫折してしまいそうになるかもしれません。ですが、日々努力していくことで立派な看護師になっていくと思います。諦めず、頑張って実践に生かせる勉強をしてみてください。

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