完璧主義な性格でほかの看護師にも過度な要求をしてしまいます|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

完璧主義な性格でほかの看護師にも過度な要求をしてしまいます

20代女性、ICU勤務 

自分自身が完璧主義になりすぎていて、周囲の看護師にも過度な要求をしてしまうことがあります。良くないと思いつつも、目に入った気になる点を指摘せずにはいられません。

患者さんに害があるようなことであれば当然かもしれません。でも、誰にも迷惑が掛からないような細かい業務にまで、気になって指摘したくなります。

今のところは人間関係のトラブルにはつながっていません。ですが、いずれは大きなトラブルにつながるのでは…と考えてしまいます。どうすれば良いでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

ICU勤務ということで、緊張感がともないながらも周囲との連携も気にしなければならない、難しい状況ですよね。

完璧主義は仕事への理想の高さの表れでもあります。ですので、必ずしも変わる必要はなく、上手にコントロールするという意識を持つと良いかもしれません。

どのような看護師が完璧主義になりやすいか、職場でうまくやっていくにはどう立ち回るべきかを説明します。ぜひ、参考にしてみてください。

完璧主義になりやすい看護師の傾向

看護師は業務に対する責任の大きさや、患者さんとの関わりの多さから、完璧主義になりがちです。責任感を持って仕事に臨むことは素晴らしいですが、完璧を求めすぎるあまり疲れやすく、人間関係のトラブルにつながることも。

とくに以下のような特徴の看護師は完璧主義になりやすい傾向があります。

①看護の理想が高い

「看護師はこうあるべき」「できることはすべてやるべき」このような高い理想を持つ看護師は、完璧主義になりやすいです。看護師は患者さんと関わる機会が多く、より良い看護を突き詰めすぎると、無理がきてしまいます。

医療にゼロリスクを求めるのが不可能なように、看護も理想と現実をどこかで折り合いをつける必要があるかもしれません。

②業務に対する責任感が人一倍強い

看護師には患者さんへの責任だけでなく、業務全体の責任もつきまといます。たとえば、物品管理や新人指導といった業務です。

これらの業務も理想を突き詰めていくと、時間がどれだけあっても足りません。やはり、現実的には限られた時間で、できることを見極めていく必要があります。

③評価を気にしがち

チーム医療の中でも、看護師はとくに他者と連携しながら働く職種です。そして、自分の働きが他人の目にどのように映っているか気になるものですよね。

他者評価は目に見えないものですし、直接聞くのもなかなかハードルが高いかもしれません。そのため、他者評価が気になり、少しでもよく見られようと努力しようとしても、明確な目標がみえないものです。

見えない目標に向かって努力をするため、どこまでも完璧を求めてしまう結果になってしまいます。

完璧主義な看護師のメリット・デメリット

一般的に「完璧主義」と聞くと、ネガティブなイメージを持ちがちかもしれません。しかし、仕事に向き合う姿勢は素晴らしく、行き過ぎた完璧主義でなければメリットも大きいものです。

完璧主義のメリット・デメリットを紹介しますので、良いところを伸ばし、悪いところをカバーする参考にしてみてください。

メリット

完璧主義な看護師のメリットは、質の高い看護を提供し、周囲からの信頼を得やすいところです。仕事に対して妥協しないため、患者さんの細かな観察や丁寧なケアを実施し、ほかのスタッフから見ても安心感があります。

また、看護記録や病棟の整理整頓なども、細かい点まで丁寧に仕事をするため、いてくれるだけで自然と仕事がスムーズになります。

デメリット

完璧主義な看護師のデメリットは、質問者様も気にしている他者にも完璧を求めてしまう点です。とくに看護師はチームで動く職業であるため、ほかのスタッフの仕事にもつい口を出してしまいます。

そして、細かな点を気にするあまり、大局を見失ってしまいがちです。目の前の業務に必死になり過ぎて、ほかの業務が追い付かなくなりパニック状態になることもあります。

完璧主義な看護師が職場でうまくやっていくポイント

完璧主義な傾向の看護師も、そのメリットを活かして、職場でうまく立ち回ることが可能です。しっかりと仕事をする分だけ、キャリアップにもつながるかもしれません。

職場でうまくやっていくためのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

自分の担当だけでなく周囲を見渡すクセをつける

まずは、自分の担当や見えている範囲だけを気にするのではなく、周囲を見渡し、病棟全体に意識を向けるクセをつけると良いです。そして、優先順位を決めながら、何に集中すべきかを決めていくと良いでしょう。

大切なのは、すべての仕事を完璧にすることはできないと理解することです。自分を含めた周囲を見渡して、注力すべき業務とそうでない業務を見極めていきましょう。

0か100かの思考で考えない

完璧主義にありがちなのが、「0か100しかない」という思考です。一度取り組みはじめたら、とことんまでやり抜かなければならない、と思い込む傾向があります。

そのため、少しでも不備があったりすると、途端にやる気を失ったり不機嫌になってしまいがちです。

もちろん、理想があるのは良いことですが、理想とは別に現実的な目標ラインを定めておき、理想を実現できなくても目標ラインを越えればOKと考えると良いかもしれません。

ほかのスタッフを頼ってみる

ときにはほかのスタッフを頼ってみることも大切です。「自分でしっかりやらないと評価に関わる」と思う気持ちもあるかもしれません。しかし、周囲を頼って、業務全体をうまく回せることも評価のひとつです。

自分自身だけでなく、ほかのスタッフを巻き込んでより良い看護を実現していきましょう。

まとめ

今回は完璧主義になりがちな看護師の特徴とメリット・デメリット、職場でうまくやっていくポイントを紹介しました。長所を活かしつつ、トラブルにつながりやすいポイントをうまくコントロールしていけると良いですね。

職場のスタッフと仕事に対する熱量に差がありすぎると、職場で浮いてしまい辛い思いをすることがありますよね。

看護師個人のニーズに合った職場選びが重要です。まずは複数の転職コーディネーターとの面談を通して、あなたのニーズを明らかにしましょう。そして、紹介された求人の中からニーズに沿った転職先を見つけていきませんか。

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