先輩とのコミュニケーションの取り方|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

先輩とのコミュニケーションの取り方

23歳女性、1年目看護師、転職経験なし、夜勤ありのフルタイム勤務

1年目の病棟勤務の看護師です。先輩とのコミュニケーションで悩んでいます。

「この手技はこれでいいのかな」
「患者さんにこう言われたけどどうすればいいのかな」

と色々先輩に相談したいことがありますが、先輩が忙しそうにしていると、声を上手くかけられません。

また、先輩によってアドバイスされる内容が違うので戸惑ってしまいますが、その事を上手く伝えられません。どうすれば先輩と上手くコミュニケーションが取れる様になりますか。先輩との上手なコミュニケーションのとり方を教えてください。

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師として働きをはじめて、最初に悩む1つに先輩とのコミュニケーションのとり方がありますよね。どんな風にコミュニケーションをとればいいのか、具体的に例をあげて説明していきますので参考にしてみて下さいね。

先輩が忙しそうにしている時の対応

最初によくある状況として、「聞きたいことがあるけど、先輩が忙しそうにしていて声が掛けづらい」ということがありませんか。すぐに聞きたいのに、先輩(プリセプター)は患者さんの清拭をしている。

など、先輩が患者さんの対応をしていると声が掛けずらいし、その作業を終わるのを待っているのは時間がかかりそうです。こんな状況ありますよね。でも、1人で判断して作業をすると、後から「どうして作業する前にきちんと報告しないの!!」と怒られたりします。

こんな時は、その先輩ではなくていいので他の先輩に声を掛けてみましょう。その時に重要なのが、

①本来なら報告・相談するはずの先輩が忙しくて、声を掛けられない事。
②その要件が急ぎで対応しなければならない事。

この2つをきちんと伝えましょう。そうでないと、声を掛けられた先輩は「なんで私に聞くの?」と思ってしまいます。そして、代わりに聞いた先輩のアドバイスにはきちんとお礼をし、問題を解決しましょう。

その後、本来報告・相談するはずの先輩の手があくのを見計らって、先輩にこれまでの状況を報告します。自分としては問題が解決したのでそれで良いと思ってしまいがちですが、それではいけません。

なぜだと思いますか。それは教育担当の先輩は、あなたの事を気にしているのです。そして報告してくれる事を待っています。1人で解決できずに、誰かに相談して解決したことは必ず報告しましょう。

そうすることで、プリセプターは「この人はわからないことがあったら放置せず、適切な相談ができる人間だ」と安心感を与えることができ、今後のあなたを指導・教育する上での参考になるのです。

先輩によってアドバイスの内容が違う時の対応

この前A先輩に言われた通りに実行したのに、B先輩はそのやり方はおかしいと言います。私は教わった通りに実行しただけなのに。。じゃあ、B先輩の言う通りにすれば良いのかな。

でも、そうしたらA先輩がそれを見て「どうして、この前教えた通りにやらないの!」と言う。の状況もよくありますよね。何だかモヤっとしますよね。

こんな時は、B先輩におかしいと言われた時点で、「このやり方は先日A先輩からご指導いただいた方法なんですが」とはっきり伝えましょう。これを言っても良いか、迷いますか?言って良いです!

だって、事実ですから。言い訳ではありません。事実です。B先輩は知らないのです。このやり方をA先輩がしている事を。だから、伝えた方が良いのです。

場合によっては、B先輩とA先輩が話し合う事になるでしょう。それはとても良い事だと思います。どうして、そのやり方をしているのか。お互いの考えを知る良い機会です。

もしB先輩が「でもおかしいよね?あなたはおかしいと思わないの?」と聞かれたとします。その時にはこう返しましょう。「私はこのやり方がおかしいとは思わなかったのでやりましたが、どこかおかしいのでしょうか。」と。

A先輩に教わった時点でおかしいと思ったなら、その時点で他の先輩にこれで良いのか確認したはずです。でも、その疑問がなくA先輩に教わった通りにしたなら、あなたはそのやり方に疑問を持たなかったと言う事です。

それならそれで、そのやり方に自信を持って良いのです。でも、B先輩のおかしいと言う発言も受け入れましょう。そしてどこがおかしいのか聞きましょう。それを聞いてあなたはどう思うか。

別にA先輩にもB先輩にも気を使う必要はありません。考え方が違うだけで、どっちも間違っていない事もあります。

看護にはいろんなやり方があります。どれか1つが正しい訳ではないのです。

もし、B先輩に聞いた方法が良いと思えば、その方法を取り入れてみましょう。しかし、次回A先輩がそれを見たとき、「どうして、この前教えた通りにやらないの!」と言うでしょう。

その時は「この方法は先日B先輩からご指導いただいた方法なんです」と伝えましょう。A先輩はそれ以上何も言わないのではないでしょうか。だって、あなたは2つの方法を知った上で、自分に合う方法を取り入れたのですから。

先輩は、皆、自分のやり方が一番だと思っています。だからそれを後輩のあなたに教えたいのです。

そして折角教えた方法を実践しないで、違うや方法で行っていると「なんで?せっかく教えたのに」と思うのです。それが上記に書いた「どうして、この前教えた通りにやらないの!」の発言に繋がるのです。

あなたは、沢山の先輩から色々な方法を聞くことなります。その時にはどれも否定せず、それぞれの先輩の意見を聞きましょう。その中からあなたがベストだと思う方法を取り入れましょう。

その方法を教えてくれる人は、そのやり方に自信を持っている人です。色々な方法を教えてもらえるのは新人の間だけです。新人の特権だと思って、いろんな先輩の声に耳を傾けましょう。

まとめ

どちらともに大事なのは、

①自分の意見や考えをしっかり伝えること
②相手の話をよく聞く事

それがコミュニケーションの基本です。これは先輩との関係だけではなく、患者さんとのコミュニケーションにも同じ事が言えます。この2つを意識して、上手にコミュニケーションをとってみて下さいね。

しかし、中にはどんなに努力しても先輩とのコミュニケーションがうまくできず、仕事に支障が出てしまうケースも少なくありません。もし職場でのコミュニケーションに悩んでいるなら、転職も視野に考えてみてはいかがでしょうか。

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