「もっと仕事を任せてほしい」と思っていますが、言ってもいいのでしょうか?|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

「もっと仕事を任せてほしい」と思っていますが、言ってもいいのでしょうか?

4年目看護師、20代女性、総合内科所属 

新卒からいまの職場で働きはじめて4年目になり、すっかり仕事にも慣れてきました。後輩が増えてきて、私も中堅看護師になってきた気がするのですが、ここ数年同じような業務内容の繰り返しです。

ほかの部署の同期はリーダー業務や新人教育の仕事などを任せられているようです。正直な所、「もっと仕事を任せてほしい」と思っており、自分に至らない点があるのではないかと不安な気持ちになっています。

上司に「新しい仕事を任せてほしい」と伝えてもよいのでしょうか。それとも、与えられた仕事に専念すべきなのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

新しい仕事を覚えたい、経験したいという向上心をお持ちでとても素晴らしいと思います。その向上心の分だけ、仕事を任せてもらえない現状に不安を感じているのではないでしょうか。

看護師はチームで動く職業です。そのため、どうしても組織の在り方が優先されてしまい、個人の希望が後回しになってしまう場面が少なくありません。

しかし、組織の在り方や看護師個人としての立ち回りを考えると、新しい仕事を任せてもらいやすくなります。今回は、新しい仕事を任せてもらえる看護師について説明します。

仕事の割り振りは組織としての機能維持が優先される

知っておくべきことは、「仕事の割り振りは組織としての機能維持が優先される」ということです。まずは、看護師が所属する医療機関などの組織がしっかりと機能し、患者さんに良い医療を提供することが優先されます。

そのため、ある程度の経験年数があっても、組織として求められていなければリーダー業務や新人教育の仕事が任せられない場合があります。

逆に、人手不足などの事情があれば、経験年数が浅くても中堅看護師として扱われ、どんどんと新しい仕事を任せられる場合もあるでしょう。

このように看護師個人の仕事の割り振りは、組織の都合ありきで変わりがちです。もちろん、適性や成長速度などの個人的な要因もありますが、まずは組織に関連した要因を考えてみるのがよいかもしれません。

面談などの際に希望や思いを伝えるのはアリ

それでも新しい仕事を任せてもらえないことに対し、不満や不安を感じるようであれば、上司に面談などの際に希望や思いを伝えてみるのもアリです。思い切って希望や思いを伝えてみることで、状況が変わる可能性もありますよ。

すぐに新しい仕事を任せてもらえなくても、あなたの希望や思いを伝えておくと、次の機会に優先して仕事が割り振られるかもしれません。

ただし、一方的に自分の希望や思いを伝えるだけでなく、組織全体のことを考えていることもアピールした方が無難かもしれません。「この人になら新しい仕事を任せても大丈夫」と上司に安心感を与えることがポイントです。

新しい仕事を任される看護師になる3つのポイント

新しい仕事を任せられるかどうかは、職場の状況によるところが大きいと説明しました。しかし、それでも新しい仕事を任せられることが多い看護師がいるのも事実です。

新しい仕事を任せてもらえる看護師になるための3つのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

①まずは自分に割り振られている仕事を責任もって取り組めている

すでに自分に割り振られている仕事に責任を持って取り組むことは、看護師として常に意識すべきことです。患者さんへのケアやアセスメントはもちろん、記録物や委員会活動などにも手を抜かずに取り組みましょう。

普段からキッチリと仕事をしている姿で、周囲からの信頼が得られます。人事異動や欠員などにより、仕事やポジションに穴が開いてしまった場合には信頼されている看護師から順番に声がかかります。

場合によっては管理職への昇格のきっかけにもなるかもしれません。ぜひ、普段から仕事の内容や人に見られているかどうかに関わらず、責任を持って取り組んでいくといいですよ。

②ほかの人が嫌がる仕事も率先してやっている

内容によっては、面倒に感じたり難しく感じたりする仕事もあるかもしれません。そのような仕事こそ、率先して手を挙げていくことで周囲からの信頼が得られます。

たとえば、物品補充やナースステーションの整理整頓などは、誰かがやらなければなりませんが、進んで取り組む看護師は少ないです。これに率先して取り組んでいけば、みんなが気持ちよく仕事ができます。

自分に与えられた仕事が最優先ですが、余裕のあるときにはほかの人が嫌がっていて進んでいない仕事を見つけて取り組んでみるのもいいですよ。

③必要な仕事を自分で見つけ出して上司に提案している

新しい仕事が与えられるのを待つだけでなく、組織全体を見渡して必要だと考えられる仕事を上司に提案する方法もあります。少し難しく感じるかもしれませんが、自ら新しい仕事を提案していけば、より多くの機会が得られるかもしれませんよ。

無理して仕事を生み出す必要はありませんが、他部署と比較してみたり、スタッフが困っている部分に目を向けてみたりすると、必要な仕事が見つかるかもしれません。

仕事を任せられる人はやりがいだけでなく転職にも有利!

新しい仕事を任せられるとやりがいに繋がります。仕事にやりがいを見いだせると、自ら考えて行動しやすくなりますので、自身の成長の機会にもなるのではないでしょうか。

また、自ら考えて仕事を見つけられ、新しいことを任せられる看護師は転職の際の強力なアピールポイントになります。職場が変わると仕事内容も変わりますが、看護師としての基本的な考え方は変わりません。

ぜひ、新しい仕事を任せてもらえるように立ち回り、より多くの成長の機会を求めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は新しい仕事を任せられる看護師について説明しました。組織の在り方や状況によって、仕事の割り振りは決まりがちです。それでも、看護師個人にもできることはたくさんありますので、常に準備はしておくといいかもしれません。

任される仕事内容はどうしても組織の都合が優先されてしまうので、個人ではどうしようもない場合も多いものです。

転職により環境を変えることで、新しい職場で成長の機会が得られるかもしれませんよ。複数の転職コーディネーターとの面談を通して、あなたが求める職場を探してみましょう。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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