地元の病院へ転職したいが、条件のいい仕事が見つかるか不安です。|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

地元の病院へ転職したいが、条件のいい仕事が見つかるか不安です。

30歳代女性、大学病院外科病棟勤務、転職経験あり

現在、大学病院外科病棟勤務の30代看護師です。都会の大きな病院でスキルを磨きたいと思い、地元を離れて就職しました。

いまの病院は、看護師としてのスキルは磨けるのですが、とても忙しくて、毎日サービス残業です。給料は上がらないし、それどころか今年はボーナスカットもされました。仕事が忙しいからか、同僚看護師はみんな余裕がなく、人間関係もギスギスしています。

体力的にも精神的にも疲れてしまい、このままでは体調を崩しそうです。もっと落ち着いた環境で働きたいと思い、友人・家族がいる地元の病院への転職を考えています。

しかし、地元で条件のいい求人が見つかるのか?周りに何か言われるのではないか?など、いろいろと不安だらけです。都会から地元へ転職された看護師さんのご意見が聞きたいです!

看護師の転職お悩み相談の質問

都会の大学病院勤務は、本当にハードで大変だと思います。それに加え、サービス残業、ボーナスカット、人間関係もうまくいっていないとなると、精神的にも追い詰められますよね。

地元は慣れ親しんだ環境のため、リラックスして働けるので、療養もかねて地元へ戻るのはよい選択かと思います。実際、私も都会から地元へ転職した看護師です。

とはいえ、地元への転職はメリットもデメリットもありますので、どちらも理解した上で転職活動を進めることをおすすめします。今回は、私の経験をもとに地元の病院への転職について、メリット・デメリットを交えながらご説明します。

看護師が地元の病院へ転職する理由3選

地元の病院へ転職したい理由は人それぞれです。私の場合は、都会での暮らしに疲れたことと、地元の友人と遊びたいというのが大きな理由でした。

もちろん都会の大きな病院で経験を積むことはとても大切ですが、プライベートも充実させたいという思いがあり、地元の病院への転職を決意しました。

私のように、「疲れたから」「何となく地元に戻りたい」という漠然とした転職理由の人は意外と多いのではないでしょうか。

しかし、転職理由は退職時や転職先の面接で必ず聞かれる質問です。返答に困らないよう、しっかりと説明ができて、納得してもらえる転職理由を考えておきましょう。

そこで、地元の病院へ転職した看護師のよくある転職理由をご紹介したいと思います。

①家族のため

親の介護や子育てをするのに実家に近い方がいいからという理由は、地元への転職理由としてとても多いです。

しかし、転職先の面接でこの転職理由を言った場合、

「介護や子育てをしながら働けるのか?」
「求人募集条件に合わない」

などと、思われる可能性があるので注意が必要です。

②経済的な理由

都会生活はお金がかかるから、家庭の問題、たとえば夫がリストラにあった、母子家庭になったなどといった経済的な理由で地元へ戻らざるを得なかった人も中にはいます。

また、現職場の給与に対する不満が転職理由という人もいるでしょう。

給与についての不満が転職理由の場合、マイナスイメージを持たれる可能性があります。
転職先には、給与に関して理不尽な要求をするわけではないことをしっかりと伝えましょう。

③地元に働きたい病院があった

地元に働きたい病院がある、地元の病院でキャリアアップがしたいという理由で転職した人もいます。

この転職理由は、前向きな転職という印象を与える可能性が高いです。

地元の病院への転職のメリット

続いて、地元の病院へ転職するメリットについてご紹介しましょう。

家族と過ごす時間が増える

実家や実家の近くに住むことで、両親と過ごす時間が増えます。

また、育児中のママさん看護師にとって仕事と育児の両立は、猫の手も借りたいほど大忙しの毎日だと思います。

家族のサポートを受けながら仕事をすることで時間に余裕ができ、家族と過ごす時間、また自分の自由時間も増え、プライベートを充実させられるでしょう。

地元の友人に会える

大人になると職場以外で新しい友人を作るのは難しいことです。何でも話せる親しい友人が近くにいると、心の支えになりますよね。

激務で肉体的にも精神的にも疲労困憊の看護師の仕事です。親しい友人と遊んでストレスを発散できるのは、プライベートの充実、仕事へのモチベーションアップにつながります。

生活費が安く済む

都会で暮らすより地方で暮らす方が、住居費や食費などの生活費が安く済む場合が多いです。

ただし、地方は都会に比べると公共交通機関が少ないので、車生活となる可能性が高く、車に関することでの出費が増える場合があります。

地元の病院への転職のデメリット

地元の病院で働くにあたり、デメリットも存在します。

希望する求人が見つからない

看護師はほかの職種に比べると転職活動がしやすい職業です。

しかし、都会に比べると地方は病院の数が少ないので、希望する条件の病院を探すのに苦労する可能性が高いです。

とにかく地元へ転職したいからと、あまり条件が良くない、または興味のない分野の病院に転職して、仕事が苦痛!なんてことになる可能性もあります。

収入が減る

地域にもよりますが、都会に比べると地方は給料が低めです。看護師はほかの職種と比べると、そこまで大差はないようですが、収入が減る場合もあることを頭に入れておいた方がよいでしょう。

地元での求人の探し方

地元での求人の探し方は、主に次の4つです。

転職エージェントを使う

転職エージェントは、自分の希望を伝えるだけで条件のあう病院を紹介してくれます。

地元への転職は引っ越しもしなければならないので、自力での転職活動は難しいという人におすすめの方法です。

ハローワークで探す

ハローワークは無料で利用できるため、赤字の病院などはハローワークにのみ求人を載せている可能性があります。ハローワークが遠方の場合は、インターネットのハローワークのサイトで求人を見ることができます。

タウン誌の求人情報を見る

地元のタウン誌や広告に求人を載せている場合があります。とくにクリニック系や小規模の病院など穴場の求人が見つかることもあります。

知っている病院に直接応募する

地元の知っている病院や気になっている病院がある場合は、自分で直接応募する方法もあります。

インターネットの病院のサイトから応募するか、直接現地に行って話を聞くかどちらの方法も、自分で連絡のやりとりや面接の日程調整などをしなければならないので、労力が必要となります。

まとめ

都会での生活に疲れ、さらに仕事もうまくいっていないとなると、辛い思いをしてまで都会に留まる必要性を考えてしまいますよね。心身ともに疲れた看護師にとって、地元へ戻ることは選択肢のひとつだと思います。

地元への転職には、メリットもデメリットもあります。メリット、デメリットをしっかりと理解して、自分にとってメリットが多い場合、思い切って地元への転職を考えてみましょう。

地元への転職は、求人探しに難航する傾向があるので、転職活動は早い段階ではじめることをおすすめします。

ハローワーク、転職エージェント、求人サイトなど、使えるものは使い、たくさんの情報収集と行動力が地元の病院への転職を成功させるポイントです。

地元への転職に不安を抱えている方は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。都会で働きながら地元での転職活動がスムーズに進められるようサポートしてくれますよ。

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