先輩看護師がコロナ病棟へ移動。仕事を教えてくれる人がいなくて辛い。|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

先輩看護師がコロナ病棟へ移動。仕事を教えてくれる人がいなくて辛い。

1年目看護師、21歳女性、外科病棟勤務

全国的に新型コロナウィルスが再流行していること受けて、私の勤務している病院でもコロナ患者用の病棟が再稼働することになりました。

私の病棟からも、コロナ病棟へ移動する看護師を募ることになったのですが、これまで困ったときに頼りにしていた、先輩看護師が移動することになったのです。

仕事で困ったときに気軽に聞ける先輩がいなくなるのは、とても心細いです。こんなとき、どうすればいいのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

新型コロナウィルスが再び感染拡大しているなか、病院での日々の対応お疲れ様です。

今回の相談内容ですが、頼りにしている先輩看護師がコロナ病棟へ移動ということでしたね。新型コロナに加えて、仕事を教えてくれる先輩がいなくなったことは、毎日の業務がさらに不安になっていることと思います。

私自身も、頼りにしている先輩が移動になったときには、「わからなかったら誰に聞けばいいのだろう?」と心配しながら仕事をしていました。

今回は、頼りにしている先輩が移動になったとき、どう考え行動すればいいのかを解説していきます。

頼れる先輩は職場に一人じゃない

職場に頼れる先輩ができると、ついついその先輩にばかりにわからない点を聞き、頼ってしますよね。それは、悪いことでありません。しかし、今回のようにその先輩がいなくなってしまったとき、心細い思いをしてしまうかもしれません。

また、人に頼らず仕事ができればいいのですが、新人や経験年数の少ないうちは、あまり現実的ではありませんよね。インシデントやアクシデントの危険もあるので、わからないことや不安なことは先輩に頼るのが正解です。

どの職場にも、仕事で頼れる先輩は一人だけではありません。ほかの先輩達も、さまざまな経験を通して得た知識で後輩のことを正しく導いてくれるはずです。

プリセプター

職場の頼れる先輩といえば、なんといってもプリセプターですよね。技術的な悩みや、知識の補填などなんでも頼れる先輩といっても過言ではありません。今回の相談者さんの頼れる先輩がプリセプターかどうかはわかりませんが、もしそうでないならまずはプリセプターに相談してみるのがいいでしょう。

プリセプターは、早ければ3年目から担当することもあり技術や知識的には一人前とはいえない場合もあります。しかし、指導をとおして一緒に学んでいくのもプリセプターの役目ですので、きっと一緒に悩みを解決へと導いてくれるはずです。

残念ながら移動してしまうのがプリセプターの場合は、移動がわかった段階でプリセプターに、いまの心細い思いを相談するのがよいでしょう。

私も1年目の新人看護師のときに、プリセプターが移動になりました。「どうすればいいですか?」と相談したところ、「プリセプターという肩書はないけれども、少し気にかけるように別の先輩に頼んでいる」と配慮してくれていました。

何も言わずに配慮してくれるプリセプターもいますが、念のため移動に関して自分の思っていることは素直に相談するのが一番です。自分のことを、一番知ってくれているプリセプターなら安心ですしね。

師長や主任

「師長や主任は現場がわかってないから頼りにならない」といった声を働いているとたまに聞く機会があります。

先輩などがそういった話をしていると、「困ったときに師長や主任に相談しても無駄かな……」と思ってしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

師長や主任は、私たちよりもはるかに長い時間、現場で活躍してきています。そのため、たとえ技術的には衰えていたとしても、ほかの看護師のたくさんの悩みの相談に応じてきているはずです。過去には、あなたと同じ悩みを抱えた看護師の相談にのっているかもしれません。

管理職は、看護師が快適に業務に打ち込めるよう職場全体を管理する役割も担っているので、快く相談にのってくれるはずです。最初から「相談してもどうにもならない」と決めつける前に、一度相談してみはいかがでしょうか。

ほかの先輩看護師

プリセプターや管理職以外にも、職場にはたくさんの先輩看護師がいると思います。一方で、「いきなり頼るのは申しわけない」といったように、遠慮してしまいがちなのも事実です。

私は手術室に勤務しており、手術は基本的に二人の看護師がつくことになっています。日によっては慣れない先輩と手術につくこともありますし、どうしてもお願いしなければならない場面も数多くあります。

実際、最初の方は「頼みにくいな……」や「どのタイミングがいいかな」など、たくさんのことを考えていました。しかし、遅かれ早かれお願いしなければなりませんし、医師や患者さんにも迷惑がかかってしまうことに気づいてからは、すぐに聞けるようになりました。

先輩たちも自分が気にしているほど嫌な顔はしませんでしたし、むしろ快く協力してくれましたよ。また、自分が先輩となり後輩から同じようなお願いをされたときも、不快に感じることはほとんどありません。先入観は捨て、思い切ってほかの先輩にも頼ってみるのもひとつの手段です。

コロナ病棟は永続的に稼働するものではない

新型コロナに対応するための病棟は、臨時的なものであることが多いです。おそらく、再稼働ということですので、相談者さんの病院でも一時的な病棟であると推測されます。

そういった病棟での勤務は、新型コロナの感染が落ち着いたり、ワクチンが一般的なったりすれば終了するでしょう。そのため、相談者さんの慕っている先輩もいまの病棟へ戻ってくることも十分ありえると思います。

まとめ

新型コロナの影響に限らず、頼りにしていた先輩の移動は看護師をしていると珍しいイベントではありません。そのため、先輩が同じ部署にいる間に吸収できることは、素早く吸収して自分の実力にしてく必要があります。

また、先輩のいない期間を「新しい人間関係を築く」よい機会だと考え、先輩が戻ってきたときに成長した姿を見せられるよう頑張ってみるのもよいのではないでしょうか。

万が一、この先もずっと頼れる先輩や上司がいない状態が続くようであれば、新人指導をしっかり行ってくれる職場に転職するのもひとつです。

転職エージェントなら、医療現場を知りつくしたコーディネーターが、あなたの悩みに寄りそいながら転職活動をサポートしてくれますよ。ぜひお気軽に相談してみてください。

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