転職回数が多いと面接官に悪い印象を持たれそうで不安|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

転職回数が多いと面接官に悪い印象を持たれそうで不安

看護師7年目、29歳女性、転職経験あり、急性期病棟勤務

看護師として働いて7年目になりますが、いままでに3回転職して4つの病院で働きました。一緒に働いている同年代の人の話を聞くと、私は転職回数が多い方だと思います。

いま働いているところもいずれは辞めて転職したいと思っているのですが、転職回数が多いとなかなか採用してもらえないかもしれないと思い不安です。

履歴書の職歴欄にたくさん書かれていたら、面接官からの印象も悪いし不採用になる可能性が高いですよね?
次に転職するときに、なるべく印象が悪くならないようにする方法を教えてほしいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師は、転職する人が比較的多い職業です。しかし、転職回数が多いと面接官からどう思われるか気になりますよね。

たしかに、長く同じ職場で働いていた人と比較すると、転職回数が多い人の方がマイナスの印象を持たれる可能性が高いでしょう。

しかし、ポイントをおさえてしっかり対策をとることで、転職回数が多くてもマイナスの印象を与えずに採用してもらうことは可能です。

では、転職回数が多いとなぜマイナスの印象を持たれやすいのか、転職回数の多い人が採用される確率を上げるための方法をご紹介します。

転職回数が多いと不利になりやすい理由

まず、転職回数が多いとなぜ不利になりやすいのか見ていきましょう。

すぐに辞めそうと思われる

採用する側は、採用したからには長く働いてほしいと思っています。それは、新入職者を採用するのも指導するのもお金と時間がかかるからです。

とくに紹介会社を利用して転職した場合、採用すると紹介会社へお金を払う必要があるため、短期間で退職されては困るというのが本音でしょう。

また、新入職者が仕事を覚えるまでは現場のスタッフに負担がかかります。どんなにベテランの看護師でも働く場所によってやり方やルールが違うため、業務を覚えるまでにはある程度時間が必要ですよね。

採用しても短期間で退職されてしまうと、また新しい人を採用して指導するお金と時間が必要になるため、転職回数が多いと「すぐに辞めてしまうかもしれない」と思われ、不安要素となってしまうのです。

性格に何か問題があるのでは?

何度も転職をしていると、「性格的に仕事を長く続けられないのでは」と思われることもあります。面接官のなかには、「同じ場所で長く働くのがよいこと」という考えを持っている人も少なくありません。

そのため転職回数が多いと、「飽きっぽい性格なのか」「看護師の仕事が向いていないのか」など、いろいろと疑念を抱かれてしまうでしょう。

退職、転職の理由は重要

退職や転職の理由は、面接で必ず聞かれます。答えによって採用されるかどうか大きく変わるため、しっかり準備しておきましょう。

退職理由を人間関係などネガティブなことにはしない

退職理由は人間関係のトラブルや病院の批判などネガティブなことにすると、あなたの印象が悪くなりかねません。たとえ本当に人間関係のトラブルで退職したとしても、「協調性がなく周りのスタッフとうまくやっていけないかもしれない」などと思われてしまう可能性があります。

残業が多い、やりたいことをさせてもらえなかったなど病院に対する批判も同様で、「忍耐力がないのではないか」「希望が通らないとすぐに辞めてしまうのではないか」とマイナスに捉えられる可能性が高いでしょう。

ただ、本当にサービス残業が多いから退職した場合、うその退職理由を伝えるのはあまりおすすめできません。「月の残業時間が100時間を超えており、プライベートの時間も少なく体調を崩すことが多かった」「業務効率を上げるためにマニュアルを見直して改善に取り組んだ」など伝え方を工夫するとよいでしょう。

スキルアップのためであったことをアピールする

スキルアップや資格取得のための転職であれば、マイナスの印象はないですよね。「向上心のある人」「自己研鑽ができる人」という印象を与えられるため、自分の成長をアピールでき、有利に働く可能性もあります。

「○○の分野の理解を深めたかった」「資格取得に向けて必要な経験を積むために転職した」など前向きな理由は堂々と答えましょう。

引越しや出産などやむを得ない理由は正直に話す

やむを得ない理由での退職であれば、「なにもなければそのまま続けていた」という意味でも話すことができ、面接官へ悪い印象を与えにくいです。

とくに女性は、結婚や出産で一時的に仕事を離れる人も少なくありません。そのため、やむを得ない理由で退職した場合は正直に伝えても納得してもらいやすいでしょう。

転職先を選んだ理由も言えるように準備しておく

面接官のなかには、退職理由だけではなく、「どうして転職先を選んだのか」という質問をしてくる人もいます。聞かれたときにしっかり答えられないと、「なんとなく選んだ」と思われかねません。

そうならないように、「興味がある分野で有名だった」「自分のしたい看護ができそうだった」など、答えられるように準備しておきましょう。

ちなみに、前職の退職理由とリンクさせると説得力がアップするのでおすすめですよ。

志望動機で自分の強みをアピールする

いままでの経験で、自分の得意とすることは何か、力を注いできたことは何かをあらためて考えてみましょう。そのなかで、志望先で役に立ちそうなスキルをアピールするのがおすすめです。

たとえば特定の分野を長く経験してきた人なら、その分野においては深い知識を持っており、即戦力になることをアピールできます。経験してきたなかで活かせそうなことを志望動機と結び付け、「こんなスキルを持っているから貢献できる」ということを履歴書や面接でアピールしましょう。

なかにはとくに見当たらないという人もいるかもしれません。しかし、「幅広い経験がある」「環境の変化にいち早く順応し対応できる」など、転職を経験したからこそ身についたスキルや知識があるはずです。

転職回数が多いことで得たものがあることと、「ここで働きたい」という強い意志を伝えましょう。

まとめ

転職回数が多いことはマイナスのイメージを持ちやすいですが、経験豊富な証拠であり伝え方によっては転職活動に有利に働くこともあります。

ひとつの職場で長く働くのはとても素晴らしいことですが、複数の職場で働いてきたからこそ多くの経験ができ、広い視野をもてるのではないでしょうか。一度自分の職歴を見直し、どんなことを経験して身に付けたものはなにかを整理してみるとよいかもしれません。

自分のアピールポイントを理解し、転職回数が多いことを強みとして転職活動をしていきましょう。

転職回数が多く、つぎの就職先を見つけられるか不安な方は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。専門のコーディネーターが面談を通してあなたにぴったりの仕事先を紹介してくれますよ。

また転職後のミスマッチを防ぐために、転職活動のサポートも行っています。転職活動に不安を抱えている方は、転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。

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