独身看護師です。ママさん看護師のフォローでキャパオーバーです……|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

独身看護師です。ママさん看護師のフォローでキャパオーバーです……

20代女性、GCU勤務、転職経験あり

30歳手前の中堅看護師です。結婚や出産をきっかけに、同期や年齢の近い看護師の働き方が変わりはじめました。

ママさん看護師が子どもの体調変化や、学校行事などで仕事を抜けなければならないのはしょうがないと思います。しかし、ママさん看護師が抜けた分の仕事は、いつも私のような独身看護師が負担しています。

正直、同じ給与体系で働いているのに、ママさん看護師の都合を独身看護師だけが負担するのは不公平だと感じてしまうのです。このように思ってしまう私は心が狭いのでしょうか……

看護師の転職お悩み相談の質問

「マタニティ・ハラスメント」などの言葉が流行し、ママさん看護師の働きやすさが重視される時代となりました。ママさん看護師が働きやすい職場づくりは重要です。

しかし、職場全体の仕事の総量が減るわけではないので、誰かにしわ寄せがいくことにも注目しなければなりません。看護師の職場に限らず、独身者とママさんの仕事の負担の割合はトラブルの原因となりがちです。

ありがちなトラブルということは、ほかの看護師も同じように悩んでいる可能性が高く、対策を急ぐべきともいえるかもしれません。今回は独身看護師とママさん看護師のそれぞれの悩みを説明し、いかに双方の不満を緩和するかについてご紹介します。

あらゆるしわ寄せの犠牲になる独身看護師の悩み

独身看護師は自由に使える時間が多いと思われがちです。そのため、ママさん看護師の多い職場では、子どもの急な体調不良や学校行事などで早退した穴埋めとして、独身看護師にしわ寄せがいく場面が多いのではないでしょうか。

たしかに、独身看護師はママさん看護師と比べると、プライベートの予定が狂いにくいのかもしれません。しかし、だからといっていくらでも残業ができるわけではありませんし、他人の仕事まで負担するのは納得がいきませんよね。

そして、最も独身看護師を悩ませる問題は「やって当たり前でしょ」と、思われることではないでしょうか。自分の仕事も抱えながらママさん看護師の仕事まで負担すれば、キャパオーバーになることもあります。

必死の思いでフォローをしているのに、「当たり前」と思われると正直がっかりですよね。ママさん看護師の苦労は共感されやすい一方で、独身看護師の悩みはスルーされがちです。

仕事と育児を両立するママさん看護師の悩み

一方、ママさん看護師はどのような悩みを抱えているのでしょうか。まずあげられるのが、仕事と家庭の両立による時間の無さや忙しさです。ママさん看護師は自由に使える時間がなければ、病院での仕事の後も家庭での母親としての役割が待っています。

時短勤務や早退は仕方がなく、当然の権利とはいっても仕事を残して帰宅するのは心苦しいものです。心無いスタッフから不公平感の不満に関する陰口に悩むこともあります。

また、見落とされがちな悩みが、仕事に集中できないことです。ママさん看護師の中には、家庭との両立の難しさからキャリアアップを諦めざるを得なかった方もいます。

日々の業務に忙殺されながらも、現場でバリバリと働く独身看護師に対して複雑な思いを抱くママさん看護師も多いのではないでしょうか。とくに同期や年齢の近い看護師が役職についたり、大きな仕事を任せられたりするのを横目に何もできないのは辛いものです。

独身看護師とママさん看護師の問題の背景には悪い職場風土が

さて、独身看護師とママさん看護師のそれぞれの悩みをご紹介しましたが、なぜこのような問題が起こるのでしょうか。一概には言えませんが、個人間の問題だけではなく背景に悪い職場風土が隠れていることが考えられます。

具体的には、「自分の役割さえ果たせば他人は関係ない」「助けてもらえることが当たり前」と考えるスタッフが多数を占める職場のことです。おたがいさまの精神がなく、スタッフが自分勝手に働く職場は独身・ママさんに関わらず働きにくいものですよね。

独身看護師とママさん看護師の問題だけを考えるのではなく、そもそも職場にはスタッフが助け合う風土があるか見直すことが大切です。ほかのスタッフへの配慮も行い、自分が助けてもらったら必ず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

ママさん看護師にとって働きやすい職場は独身看護師にとってもメリットとなる

ママさん看護師が安心して仕事ができるような配慮は、独身看護師にとってもメリットになります。なぜなら、誰もが結婚や出産といったライフイベントを経験する可能性があるからです。

また、自身の病気や親の介護などでやむを得なく、職場に迷惑をかけてしまう場合もあります。「おたがいさまの精神」がある職場では安心して働けますよね。

独身看護師の将来にプラスとなる配慮が不可欠

独身看護師が仕事のしわ寄せに対する不満を緩和する方法のひとつは、将来のキャリアアップやスキルアップにつながるような配慮です。せっかく人並み以上に仕事を頑張っているのに、見返りや相応の評価がなければ辛くなりますよね。

キャリアアップやスキルアップには、それなりに仕事に没頭できる環境が必要です。時間が自由に使えるうちに仕事に没頭するのもいいかもしれません。

仕事のしわ寄せを請け負う独身看護師は、自分自身の評価やスキルアップにつながると信じて頑張ってみるのはいかがでしょうか。逆に、将来につながる見込みがまったくないと感じた場合には、転職を検討する機会かもしれません。

まとめ

今回は独身看護師とママさん看護師の間で発生しがちな悩みや緩和方法についてご紹介しました。どちらか一方に不満が偏る職場風土はよくありません。職場風土を変える努力をするか、転職を検討してみてはいかがでしょうか。

転職エージェントでは、職場に対する不満から転職を考える看護師さんの転職支援を行っています。職場風土を変えるのは容易ではなく、不満を解消するには環境を変えてしまうのが近道かもしれません。

働きやすい職場は個人のニーズによって異なります。そして、転職を成功させるポイントは求職者と転職先のニーズを一致させることです。コーディネーターとの面談を通して、あなたのニーズを明らかにすることからはじめてみませんか。

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