先輩の男性看護師が少なくキャリアデザインがイメージできない|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

先輩の男性看護師が少なくキャリアデザインがイメージできない

20代男性、混合病棟勤務

看護師になり2年目になりました。すっかり仕事には慣れ、職場の人間関係にも恵まれて楽しく仕事をしています。少し早いかもしれませんが、将来のキャリアデザインについて考えはじめました。

しかし、職場の数少ない男性看護師の先輩は年が近い人ばかりで、将来のキャリアデザインがイメージできません。看護学校の授業や職場の新人研修でキャリアに関する講義を受けていますが、目標とする男性看護師がいて欲しいと思ってしまいます。

もちろん、目の前の仕事を頑張ることは大前提です。しかし、将来の目標があればより仕事が充実するのではないかと思います。アドバイスをいただけると幸いです。

看護師の転職お悩み相談の質問

男性看護師はどの病院でも人数が少なく、さまざまな場面で困ることがありますよね。とくにキャリアデザインの相談であれば、自分と似た境遇の先輩に相談したくなるものです。

そこで今回は、男性看護師の現状と主なキャリアデザインをご紹介します。気になるキャリアがあればインターネットで調べ、職場の枠を超えて直接話を聞きに行くとよいかもしれませんよ。

男性看護師は増えているが全体の1割未満が現状

厚生労働省の調査によると、平成30年の時点で正看護師における男性の割合は「約7.8%」だと明らかにされています。

出典:「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」(厚生労働省)

年々男性看護師の割合は増加しているとは言え、全体の1割未満であるのが現状です。そのため、世間に認知されはじめましたが、まだまだ看護師は女性中心の職業と言えるかもしれません。

活躍しやすい診療科への転職を検討する

「男性看護師として期待される役割に貢献したい!」と考えるのであれば、活躍しやすい診療科への転職を検討してみるといいかもしれません。また、男性看護師の活躍しやすい診療科は、男性看護師の割合も高いのも特徴です。

具体的な診療科と期待される理由は以下です。

精神科

精神科に入院する患者の特徴は疾患により不穏状態になりやすいことです。とくに「スーパー救急」と呼ばれる精神科の超急性期病棟では、強い混乱状態にある患者への対応が求められます。暴言・暴力にさらされることも珍しくありません。

そのため、看護師自身と患者の安全を確保するにはある程度の体力や腕力が必要です。男性看護師の存在が重宝されることが多々ありますよ。

手術室

男性看護師は「医療器機の扱いに長けている」という期待を持たれることがあります。そのため、複雑な医療機器の扱いが多く、長時間の手術に耐えられる体力が求められる手術室でも男性看護師は重宝されます。

整形外科

整形外科の中でも、とくにスポーツ外傷を扱う診療科では看護師自身のスポーツ経験が活かされる場面があります。また、移動介助も多いため体力のある男性看護師は貴重な戦力です。

小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者と関わる機会が多いので、コミュニケーションが好きな男性看護師に向いているかもしれません。

専門性を磨いてエキスパートに!

「男性看護師として期待される役割だけではなく、専門性を磨いてエキスパートナースになりたい!」このように考える男性看護師は、資格取得を目指してみるといいかもしれません。

エキスパートナースになると患者への高度なケアだけでなく、ほかのスタッフへの指導者としての役割も期待されます。専門性を高めながら、現場で後輩の指導もしていきたい男性看護師にはぴったりです。

また、資格取得をすると転職に有利になったり、院外での講師業に繋がったりと職業選択の幅も広がります。職場によっては専門資格の取得支援制度が準備されていることもあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

ナースをまとめる管理職に!

女性社会の中で肩身の狭い思いをしている男性看護師も多いかもしれません。しかし、男性看護師の存在によって職場の雰囲気が改善されるという声も多く耳にします。人間関係の改善に貢献できる男性看護師は管理職を目指すのも選択肢のひとつです。

管理職を目指すための第一歩は職場での信頼を獲得することです。まず、与えられた仕事をきっちりとこなすことはもちろん、女性の特徴を知り、時には相談に応じることも重要なポイントになります。

女性には生理があり、ホルモンバランスの乱れによる不調に悩まされる方も多いです。そのため、相手の体調に応じた対応を考えてみるとよいかもしれません。女性の多い職場なので、清潔感のある身だしなみが最低限のマナーとして求められます。

また、自分自身が管理職になることで、後輩の男性看護師のキャリアデザインの参考にもなります。まだまだ男性看護師の管理職は少数なので、「自分でキャリアを切り開く!」という気概が必要になるかもしれません。

思い切って独立開業を目指す

病院の枠を飛び越え、思い切って独立開業を目指す選択肢もあります。近年、地域包括ケアへの期待の高まりから、訪問看護ステーションの開設をサポートする会社を多く見かけるようになりました。

訪問看護ステーションの管理者として届け出できるのは看護師のみです。そのため、看護師が訪問看護ステーションを開業した場合、社長と管理者を兼任することができます。もちろん、ほかの看護師に管理者を任せることも可能です。

ほかにも看護師の国家資格を活かしてサロンを開設や、個人事業主として独立する選択肢もあります。独立開業をすると病院看護師では得られないような収入や、自由な時間の使い方が手に入るかもしれません。

もちろん、安定した収入がなくなってしまうなどのデメリットもあります。独立開業を考える場合は、働きながら入念に情報収集をするのがよいのではないでしょうか。

まとめ

今回は男性看護師のキャリアデザインについて説明しました。男性看護師ならではのキャリアデザインもありますので、ぜひあなたの自己実現に近づける道を探してみてくださいね。

転職エージェントではキャリアに悩む男性看護師の転職相談を行っています。今の職場にお手本となるような先輩がいなければ、キャリアデザインをイメージしにくいものですよね。

環境を変えることで将来のイメージが描けることもあります。また、職場の人には転職相談はしにくいものですよね。転職エージェントへの相談は守秘義務が徹底されているため、安心して相談できますよ。一人きりで悩まず、コーディネーターに相談してみてはいかがでしょうか。

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