男性師長の病棟運営に納得できずに反発を繰り返してしまう。|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

男性師長の病棟運営に納得できずに反発を繰り返してしまう。

30歳女性、看護師10年目、精神科病棟勤務

私の病棟師長は男性看護師です。実は私は師長と相性が合わず、意見が衝突してばかりです。本当に、師長の嫌なところをあげるときりがありません。もちろん陰性感情を職場に持ち込んではいけないことはわかっています。ただ師長の横暴ぶりがどうしても許せません。
師長に反発しかできない私は、やはり退職しないと解決できないのでしょうか。とくに職場自体に不満があるわけではないので、とても悩んでいます。

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師経験が10年となればベテランですね。実はベテランになれば、仕事への考え方が変化していきますので、師長の病棟運営や仕事の在り方について、疑問や反発が生まれるのも必然的なことです。

そもそも師長の意見を押し通す病棟運営では、必ずスタッフには不満が生まれます。そしてスタッフの意見をまとめて師長に打診するのもベテランの役割ですから、当然師長に反論することもありますし、意見のぶつかり合いが生まれるのも無理はありません。

ただ、意見交換と喧嘩は別物です。やはり相手に対して陰性感情をむき出しに攻撃していたのでは、どこまでも歩み寄ることはできませんよね。それに、ほかのスタッフにも悪影響を与えてしまいます。

とはいえ、解決策は退職だけではないはずです。もしも退職した後に師長が異動になれば、やはり後悔する可能性もありますし、それはさすがに悔しいですよね。

それに退職するとなれば、今まで頑張ってきた10年の勤務年数が無駄になってしまいます。
ですからなんとか師長と折り合いをつけつつ、退職以外の解決策を探ってみるのはいかがでしょうか。

男女の仕事に対する考え方には違いがある

多くの男性は、いちどに複数のことを考えることが苦手で、多かれ少なかれ野心をもっています。ですから師長は「他病棟に負けたくない」という気持ちが強く、今は周囲が見えなくなっている可能性もありますね。

それに対して女性は、仕事に対しての野心はありません。それよりも働きやすさや仕事の充実感が得られる環境に重点をおきます。

このように男性と女性とでは仕事に対する考え方が違いますので、男性の師長は自分に反発してくるスタッフに対し、説得や討論ではなく反撃という手段を取ってしまうのではないでしょうか。

感情のコントロールができない相手の対処法

しかしいつまでも意見を対立させていたのでは、どこまでも平行線をたどるばかりです。そこで師長と話をする際には、できるだけ冷静に淡々と意見を述べてみるのはいかがでしょうか。

おそらく相手の冷静な態度を見て、師長も冷静さを取り戻すはずです。もしそれでも感情が抑えられないのであれば、そもそも師長としての適性を疑ってしまいます。

話し合いをしても折り合いがつかない場合

とはいえどれだけ話し合いを繰り返しても、どこまでも自分の意見を押し通そうとする師長はいます。だからといって師長の独断で病棟運営すれば、やはり働くスタッフにも不満が募ります。

もしも「相手と話し合いを繰り返しても並行性をたどるだけで、まったく折り合いがつかない」という場合には、戦略を変えてみましょう。

看護部長への報告

どうしても師長の考え方や態度に納得できない場合には、看護部長に相談するのも解決策のひとつです。ただひとつ注意しておきたいのは、個人的感情だけで相談しないことです。

せっかく看護部長に相談したとしても、個人的な意見と受け取られればスタッフ個人の愚痴として受け流されてしまいます。

そうならないためにも

・病棟のスタッフとして何に困っているのか
・師長が病棟スタッフに与えている影響

などを取りまとめ、病棟の意見として相談してみるのはいかがでしょうか。

看護部長は看護部全体の総責任者ですから、当然病棟師長に対して助言や指導をする責任があります。

現状が変わらない場合は異動を希望する

しかし「看護部長に相談しても何も変わらない。むしろ師長との関係が悪化した。」という場合には、病棟異動を希望するのもひとつの解決策です。

どこまでもわかり合えない相手といつまでも議論を重ねても、結局は疲弊するだけですよね。ですから異動をして環境を変えることで、きっと気持ちの切り替えができますよ。

ただひとつ注意しておきたいのが、師長の悪口をほかのスタッフに言わないことです。というのもスタッフの中には師長の考え方に賛同している人もいますので、逆にスタッフからの反感をかう可能性がでてきます。

それに師長の悪口を言ってしまえば、それはただの愚痴になってしまいます。ですから異動先の病棟で、師長が原因で異動したことや師長に対する不満を言いふらすことは避けておきたいですね。

まとめ

病棟の責任者である師長と相性が合わず、意見がぶつかり合う環境の中で仕事を続けていくのは辛いことです。ただ管理職としての視点とスタッフ側からの視点では考え方も違いますので、どうしても意見が食い違うことはあります。

とはいえ師長は病棟を取りまとめる責任者ですから、やはりスタッフの意見にも耳を傾け、冷静に意見交換ができる人材であってほしいですね。

しかしどこまでも理解し合えない相手と討論をすることは、エネルギーも使いますし疲弊してしまいます。とはいえこの先師長が異動になることも考えられますので、師長が原因で退職を考えるよりは別の解決策を試してみることをおすすめします。

ただ上司の言うことだけを素直に聞く人材よりも、しっかりと自分の意見を討論できる人材は貴重な存在です。それに理解し合えない師長の対応ができれば、きっとこの経験を次の職場で活かすことができるのではないでしょうか。

しかし、どんなに努力してもわかり合えない人がいるのも事実です。わかり合えない人との関係改善に心を砕くよりも、新しい職場に身を置いた方が建設的な場合もあります。

新しい職場への転職を考えはじめたら、転職エージェントに相談してみてください。コーディネーターがあなたのキャリアを活かせる職場を多数紹介してくれますよ。

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