「入職して半年経つのに学生気分が抜けていない」と言われた|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

「入職して半年経つのに学生気分が抜けていない」と言われた

20代男性、外科勤務

新卒で今の職場に入職し半年経ちました。最近、先輩看護師から「学生気分が抜けてないよ」と注意されることがあります。

まだ自立していないことばかりで半人前なのは自覚しています。でも、社会人としての自覚は自分なりにできてきたつもりです。どのような点が先輩から学生気分だと思われるのかわかりません。

ぼくは今後、一人の社会人として見られるためには何に気をつけていけばいいのでしょうか?

看護師の転職お悩み相談の質問

新卒看護師はことあるごとに言動をチェックされ、指摘をされるので気をつけることが多いですよね。学生と社会人では求められる立ち居振る舞いが大きく異なります。

自分なりに気をつけていたとしてもポイントを押さえられていなければ、「学生気分が抜けていない」と思われてしまいかねません。

新卒看護師が社会人として押さえておきたい5つのポイントをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

チェックポイント①言葉遣い

正しい言葉遣いは社会人としての第一歩です。とくに看護師は先輩や上司・患者・同期などの相手によって使う言葉を変えなければなりません。相手によって適切な言葉遣いに切り替えることができれば、良い印象が持たれるのではないでしょうか。

患者と同じ目線に立った言葉遣いは看護学生の頃から意識している方は多いと思います。しかし、社会人として適切な言葉遣いは別物であり、正しい敬語を知らなければなりません。

たとえば患者に対する「もうすぐ師長さんが来ますよ」、このような言葉遣いは一見問題なく思えますが、実は社会人としては不適切です。「間もなく師長が参ります」というのが社会人として適当な言葉遣いです。

先輩や上司などの職場の目上の人に対する敬語も大切です。学生時代の先輩との付き合いとは異なり、明確な上下関係があります。

「ご苦労様です×」→「お疲れ様です○」
「了解しました×」→「承知しました○」

このように普段の何気ない言葉遣いも正しい敬語ではないかもしれません。正しい言葉遣いは少し調べて練習するだけでも大きく改善します。ぜひ今日から正しい言葉遣いの練習を取り組んでみてはいかがでしょうか。

チェックポイント②TPOに合わせた言動

言葉遣いの改善と同時に取り組むと効果的なのがTPOに合わせた言動です。TPOのアルファベットはそれぞれ、時(Time)・場所(Place)、場合(Occasion)を指します。社会人には時と場所、場合に応じた適切な言動が必要です。

休憩室での過ごし方について指摘される新卒看護師は多いです。食事をしてゆっくりと休むのはもちろん構いません。しかし、同期の新卒看護師と休憩室の外まで聞こえるような大声で話したり笑ったりする態度は不適切です。

休憩時間も仕事中でありユニフォームを着ていますので看護師全体の評価にかかわります。また、休憩時間は静かに過ごしたい人を不快な気持ちにさせているかもしれません。

仕事中にTPOに合わせた言動を心がけることは看護としてのスキルアップにもつながります。たとえば、患者の状態やシチュエーションに合わせて声かけのトーンを使い分けることは重要です。明るいトーンの声かけにより患者を元気づけたり、落ち着いたトーンの声かけで話しにくい内容の話を引き出せたりします。

このようにTPOに合わせた言動が社会人には求められます。職場の先輩の言動を観察したり、研修に参加したりして少しずつTPOに合わせた言動を学んでいくのがいいのではないでしょうか。

チェックポイント③仕事に対する責任感

自分に任せられた仕事に対して責任をもつことは社会人として常識でありマナーでもあります。入職して半年であれば少しずつ任せられる業務も増えてくる時期かもしれません。ミスがないように自分なりにチェックリストを作成し活用し、わからないことを放置せずに一つひとつ勉強するなどの行動が責任感につながります。

また、周囲へのアピールも必要です。自分なりに仕事への責任を果たしているつもりでも周囲に伝わらなければ、なかなか社会人として認められません。さりげなくチェックリストを使っている様子や勉強していることを周囲にアピールするといいですよ。

看護師になると任せられた仕事には必ず責任が付きまといます。負担に感じることもありますが、自分の仕事としっかり向き合い責任を果たしましょう。仕事に対する責任を果たすことで先輩や上司、患者からの信頼を獲得し社会人として認められていきますよ。

チェックポイント④患者からは一人の看護師と見られていることを自覚する

患者から見ると新人であってもベテランであっても一人の看護師には変わりありません。病院によっては新人看護師であることを示すマークがついている場合もありますが、それでも看護師であることには違いありませんよね。

ユニフォームを着て病棟にいる時間は常にプロとしての意識が必要です。同期の看護師とダラダラとおしゃべりをし、感情の起伏が激しい態度をするのはやめましょう。身だしなみにも気を使い、使用した物品をきちんと整理するのも患者に安心してもらうのに必要です。

また、与えられた業務をひたすらこなすだけではプロの看護師とは程遠い存在です。患者の目線に立って、どのような支援が必要であるか考えて行動に移すことで頼れる看護師だとみられますよ。

チェックポイント⑤職場の上下関係を学ぶ

看護師はチームで動く場面が多く、とくにまだ自立していない新卒看護師であれば先輩に頼る機会も多いですよね。そのため、職場での上下関係がとても大切になってきます。指示を出されたり、指導をされたりした際には素直に受け入れる態度を取りましょう。

礼儀正しく、素直な態度を取る新卒看護師は職場の上下関係にもうまく対応できますよ。逆に自分のやり方にこだわり、指導を受け付けない態度では看護チームでうまくやっていくことは難しいかもしれません。自分だけで仕事をしているのではないという意識が必要です。

まとめ

今回は「学生気分が抜けていない」と言われた新卒看護師がチェックすべきポイントをご紹介しました。社会人として適切な態度を学ぶことは看護師としての成長にもつながります。ぜひあなた自身の言動を振り返るきっかけにしてみてください。

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自分と相性の良い職場なら、やりがいを感じながら楽しく働くことができますよ。ぜひ、転職エージェントで自分に合った職場を探してみてはいかがでしょうか。

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