AI?ICT?機械オンチの看護師は今後も働けるの!?|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

AI?ICT?機械オンチの看護師は今後も働けるの!?

AI?ICT?機械オンチの看護師は今後も働けるの!?

「AI」「ICT」「IoT」といった慣れない言葉を目にする機会が増えています。これらの言葉が日常生活だけでなく、看護師の職場にも入り込んでくるのではないかと不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最新技術は便利な反面、覚えて使いこなせるようになるまで時間と負担がかかります。とくに機械に苦手意識をもつ方であれば気持ちが重たくなるものです。過去に電子カルテが導入されはじめた際には多くの看護師が苦労していました。

それでも今後ますます医療業界に最新技術が導入されることが予想されます。機械が苦手な看護師は今後どのように働いていくのがよいのか説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

医療業界も機械化の波が押し寄せている

医療業界も機械化の波が押し寄せている
「医療業界の機械化」と聞いて、まず頭に浮かぶのは電子カルテの導入ではないでしょうか。一般病院での電子カルテの普及率は「46.7%」で年々増加しています。とくに規模の大きな病院ほど電子カルテの導入が進んでおり、400床以上の病院では「85.4%」の普及率です。

引用:電子カルテシステム等の普及状況の推移(厚生労働省)

オーダリングシステムや点滴管理も機械での管理が主流です。最先端の技術を取り入れる病院ではナースコールのスマホ対応、院内ナビシステム、AIによる診断補助、スマホでのマニュアル共有化などが取り入れられています。

そして新型コロナウイルス感染が広がる近年では、オンライン診療が注目されています。症状がある状態で来院する必要がなく、患者側と医療者側の両方にメリットがあります。身近なところでは「LINEヘルスケア」という遠隔医療サービスも使われはじめました。

看護師の業務負担が軽減していく

看護師の業務負担が軽減していく
看護師にとって最新技術を導入するメリットは、何といっても業務負担の軽減です。たとえば、看護師が専用スマホを持ち歩く病院では、スマホ一台でナースコール対応やマニュアル確認、チャットによるリアルタイムでの情報共有ができます。これまでは探し物や情報共有のために病棟内を走り回っていた看護師の移動が減り、業務がグッと楽になるのではないでしょうか。

そして機械化のメリットは看護師の業務負担だけではありません。機械化は看護業務の見える化に貢献し、看護ケアの質向上と経営効率向上にもつながります。たとえば、スマホでナースコール対応をすると履歴が細かく記録されて分析されます。特定の患者、時間帯にナースコールが集中する場合に原因と対策を考えることで、患者の安全・安心につながるでしょう。

このように最新技術を導入することは看護師にとって大きなメリットです。今後ますます高齢化が進行する日本において、看護師の業務効率化は避けられない課題ではないでしょうか。また、地域包括ケアシステムの時代には病院・施設・地域での情報共有が欠かせません。情報共有システムの普及での予防・治療効率化が必要です。

それでも医療業界は一般企業と比べると一回り進歩が遅れている

それでも医療業界は一般企業と比べると一回り進歩が遅れている
医療業界の最先端技術の導入について説明しました。昔と比べて時代の変化を感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それでも医療業界の技術の進歩は一般企業や私たちの日常生活と比べると一回り遅れているのが事実です。

たとえば、多くの病院で現在も利用されているPHSやFAXです。規模の小さな病院やクリニックでは紙カルテが今も主流となっています。「先生の指示が読み取れない」と悩んでいる看護師の方も多くいらっしゃるかもしれません。

それに対して、一般企業や私たちの日常生活ではPHSやFAXを見かける機会は減っています。また、情報のやり取りにも紙の文書ではなくスマホやパソコンで作成した電子文書です。一般企業ではオンラインでの情報共有・ビデオ会議・AIによる解析が当たり前のように使われています。

このように医療業界の機械化が進んでいると感じても、一般企業や私たちの日常生活と比べると一回り遅れています。機械化にはコストや労力がかかるため、医療業界での導入にはまだまだ時間がかかるでしょう。今の内から医療業界における機械化について学んでおけば、新しいシステムが導入された際にスムーズに対応できるのではないでしょうか。

学ぶ姿勢を持たないと働ける職場が減る可能性が高い

機械化が進むことに不安を感じる看護師もいますよね。プライベートでも機械が苦手でスマホやパソコンに抵抗感がある方はなおさらだと思います。

医療業界の機械化に対応するために大切なのは学ぶ姿勢です。電子機器メーカーも、機械が苦手な方でも直感的に操作できるように設計し、丁寧なマニュアルを作成しています。また、職場内で上手に対応できているスタッフがいれば聞いてみるのも良い方法です。

医療は日進月歩であり看護師は勉強し続けます。ある程度経験を積んでも、未経験の領域に異動や転職をした場合もやはり一からの勉強が必要です。それと同様に医療業界の機械化に合わせた勉強が必要になります。

看護師の仕事の価値を見つめなおすチャンス

看護師の仕事の価値を見つめなおすチャンス
医療業界に機械化の波が押し寄せ、業務負担が減ることは看護師の仕事の価値を見直すチャンスです。機械は言語化されない人の心の微妙な揺れ動きを捉えることはできません。

「時間があればもっと話を聞いてあげられるのに」
「関わりが浅くて家族背景を踏まえた看護ができない」

普段の業務でこのような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。機械に仕事の一部を任せることで自分は看護師としての業務に集中できます。看護師として本来やりたかった業務に集中できるのでやりがいにつながり、業務に追われる残業が減る効果も期待できます。

このように医療業界の機械化により、日々の業務に追われてやりがいを見失っていた看護師にとって仕事の価値を見直すチャンスは貴重です。ぜひ機械への苦手意識だけでなく、医療業界の明るい未来にも目を向けて見るのもよいのではないでしょうか。

まとめ

今回は医療業界にも押し寄せる最新技術を用いた機械化について説明しました。機械に苦手意識をもつ看護師にとって、慣れないことが多くツラい時代になってきましたよね。同じように機会に苦手意識を持ち、悩んでいる看護師はたくさんいるはずです。看護同様に一人で悩まずに周囲に相談するのがおすすめですよ。

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求職者と医療機関にはそれぞれ個別のニーズがあり、すべての人に合った転職はありません。医療機関を知り尽くしたコーディネーターが、双方のニーズを満たしてくれる転職をサポートしてくれますよ。ぜひ、お気軽に問い合わせてみてください。

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