医療現場は女の園?男性看護師のお悩み5選と解決策|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

医療現場は女の園?男性看護師のお悩み5選と解決策

医療現場は女の園?男性看護師のお悩み5選と解決策

ひと昔前は、「看護師は女性がメインの職業」というイメージが根強くありました。しかし現代は、男性看護師の数は年々増加しています。とはいえ、男性看護師が抱く悩みは、今も昔もさほど変わっていません。

現代社会では、「女性差別だ!」という声が聞こえる中、看護師業界では男性看護師の方が、多くの悩みを抱えているのではないでしょうか。

ここでは、男性看護師が抱える悩み5選と解決策を提案しています。「このままでいいのか」と悩んでいる男性看護師さんは、参考にしてみてくださいね。

男性看護師の悩み5選

まずは、男性看護師の悩みをあげてみます。

・女性看護師との人間関係
・患者さんからの拒絶
・力仕事ばかりを任される
・昇進が難しい
・給料が安くて将来が不安

以上、5つの悩みをあげてみました。この中に当てはまる悩みはありますか?もしかすると「こんなもんじゃない、もっとある!」と思われるかもしれませんね。ただ、男性看護師が抱える悩みを女性看護師が完全に理解するのには、申し訳ないことに限界がありそうです。

まずここでは、5つの悩みの解決策を探っていきます。もしよろしければ参考にしてみてください。

男性看護師が悩む女性看護師との人間関係

男性看護師が悩む女性看護師との人間関係
人間関係の悩みを抱える看護師さんは多く、転職理由では常にNo1の位置に君臨しています。しかし男性看護師さんが抱く人間関係の悩みと、女性看護師さんが抱く悩みの種類は少し違いがあるのではないでしょうか。

たとえば、

・陰口を言いながら仲良くしている女性の心理が理解できない
・悪口を聞かされたあげく、同意を求められる
・上司から特別扱いされていると噂される

女性は、嫌いな相手とも仲良くできます。たとえば、とても仲がよさそうに見えていても、お互いを陰で悪く言っていることも珍しくありません。しかし男性にしてみれば、このような女性の二面性を理解するのは難しいですよね。

また悪口を聞かされ、同意を求められることはありませんか?ただ悪口を聞くだけなら、聞き流せばいいだけです。けれども同意を求められるとなれば、さすがに困りますね。しかもそれが1人2人で済まないともなれば、もはや人間不信になってしまうかもしれません。

そして極めつけは、「上司にかわいがられて特別扱いされている」と根拠のない噂を流されることです。

たとえば、

・上司から仕事を頼まれることが多い
・スタッフの前で上司にほめられた

などの経験はありませんか?

そのあと、

・スタッフの態度が冷たい気がする
・以前のように悪口を聞かされることがなくなった
・相談されることがなくなった
・やたらと気を使われているような気がする

もしこの中で当てはまることがあれば、「上司から気に入られている」と噂が流れ、次期主任や師長候補だと根拠のない噂が広がっている可能性があります。

人間関係の悩み対策は反応しないこと

陰口を聞かされ同意を求められたあげく、根拠のない噂を流されるなんて、怖いですよね。このような女性看護師との人間関係を回避するには、悪口や愚痴に対して、決して同意しないことです。もちろん、意見をするのもやめておいた方がいいですね。

とくに男性は、間違っていることを指摘してあげる方がいいと思っていませんか?しかし女性は、正論や意見は求めていません。単に「うん、うん」と聞いてもらうことだけを求めていますので、「悪口はよくない」や「仲がいいと思っていたけど」などの発言は、避けておいた方いいですね。

まだ同意を求められたときには、「よくわからない」と曖昧な返答を返すことをおすすめします。たとえその答えに相手が怒ったとしても、反応せずにスルーしておいてください。

それにすべての女性看護師が、愚痴や悪口を言っているわけではないですよね。ですから「そういう人なのだな」と思って相手にしない方が無難です。また愚痴を聞かされた場合にも、同意はせずにただ聞くだけに、とどめておきたいですね。

そして根拠のない噂を立てられたときも、スルーしておいてください。たとえ反論したところで、噂はなくなりません。でも、周囲の目が気になりますよね。しかし噂は、嫉妬やねたみから生まれますので、表面上だけでも気にしていないフリをしてみてください。

患者さんからの拒否

患者さんからの拒否
たとえ医療者だとしても、男性看護師から処置や介助を受けることに抵抗を感じる患者さんは少なくありません。とくに若い患者さんの場合は抵抗が強いので、「女性看護師に担当を交代して欲しい」と言われた経験があるかもしれませんね。

でも女性患者さんの気持ちは理解できるとしても、看護師としての自分を否定されたようでショックですね。ただ、女性看護師も同じようなケースはあります。若い男性患者さんにしてみれば、たとえ看護師さんでも抵抗を感じることがあるはずです。

患者さんから要望があれば担当を交代する

患者さんから拒否されたとしても、看護師個人を拒絶しているわけではありません。たとえ年配の患者さんでも羞恥心が勝っている場合には、担当を交代してもらう方が患者さんとの関係も良好に保てます。

ここで「自分も看護師ですから」と無理強いするよりは、引きさがる気持ちの余裕が欲しいですね。それに看護師からすれば手慣れた業務のひとつでも、患者さんにとってははじめての経験かもしれませんから、ここは患者さんの意思を尊重しておきたいですね。

男性だからと力仕事を任されることが多い

男性だからと力仕事を任されることが多い
男性看護師だからと、力仕事を任されることはないでしょうか。まず男性だから力や体力があると決めつけられては、困ってしまいますね。当然男性看護師でも、腰痛に悩まされて力がでないこともありますから、しかし「ここで断ると、男のくせにと思われるかもしれない」と無理を押してしまうことはないでしょうか。

無理な理由を伝えると非難されにくい

男性だから力仕事ができるわけではありませんし、無理に対応する必要はないはずです。ただ断る場合には、「できません!」と言い放ってしまうよりも、「腰痛がひどい」や「体力に自信がないので、一緒にやって欲しい」など断る理由を伝えてみてください。

たったひと言付け加えるだけでも、相手から非難されにくくなります。

役職への昇進が難しい

役職への昇進が難しい
医療現場では、主任・師長・看護副部長・看護部長が役職です。しかし職場の規模によって必要な役職の人数は違い、病棟の数に合わせた主任と師長がいれば問題ないわけです。
しかもいつ、役職の席が空くかはわかりません。それに、勤務経験が長いという理由で昇進できる時代は終わりました。

役職への昇進は覚悟が必要

男性看護師は冷静沈着な判断能力が優れていますので、役職には適任です。ただ役職に昇格するということは、先輩看護師と立場が逆転することになります。つまり今までは注意や指摘を受ける側だったのに、役職になれば、自分からスタッフを指導し取りまとめていかなければいけません。

ここで注意しておきたいことは、医療業界はサラリーマン社会とは違うという点です。というのも、看護師には上司の意見や命令には必ず従うというルールはありません。たとえ相手が主任・師長・看護部長であっても、納得できなければ反発や暴動が起こります。

それに看護師は比較的転職しやすい職業なので、上司と合わないことを理由にスタッフが退職することもあります。また上司に嫌がらせを繰り返し、降格もしくは退職に追いやるだけの威力もあるのです。

しかし、役職に昇進したからには、施設側の指令を部下であるスタッフに伝える必要もありますし、スタッフの意見を施設側に申し出る必要もでてきます。つまり、スタッフと経営者側との板挟み状態になるわけです。

また男性は、女性の気持ちを理解しにくい部分もありますので、役職に昇進した場合はそれなりの覚悟が必要になります。もし今の職場で昇進した場合、スタッフを取りまとめる自信があるかを冷静に考えてみるのはいかがでしょうか。

給料が安くて将来が不安

給料が安くて将来が不安
サラリーマンは、本人の能力や技術の評価が昇給額に反映され、会社の業績が高いほど職員に支払われる給与額に違いがあります。しかし医療業界は、あらかじめ診療報酬が決まっていますので、本人の能力は給与に反映されません。

でも将来結婚して家族を養う立場になったとき、今の給与だけで満足できる生活ができるかどうか不安になりますよね。ただ、職場によって給与に違いがありますので、より高い収入を得られる職場を選ぶこともできます。

しかし給与が高い医療機関には、業務が多忙・夜勤回数が多いなどの理由があり、たとえ月額が高くなったとしても引き落とされる税金も高くなりますので注意が必要です。それに転職した職場が合わなかったとすれば、前の職場を退職したことを後悔するかもしれません。

働きやすい職場選び

男性看護師は、転職を繰り返すよりも長く勤められる職場に就職することをおすすめします。もちろん女性看護師だから転職しやすく、男性看護師は転職しにくいというわけではありません。ただ男性看護師が転職を繰り返すと「何か問題があるのでは?」と偏見の目で見られる傾向にあるという意味です。

というのも、男性の多くは結婚すれば世帯主になることが多いため、「家庭があるのになぜ転職するのか」という疑問をもたれやすいのです。これは単に偏見であり、大きなお世話ですけどね。

また男性看護師こそ、技術や知識のスキルを磨いていくことをおすすめします。その理由は、高い技術や知識のスキルをもった男性看護師は、転職にとても有利になるからです。でもさきほど、「転職を繰り返すのは不利だ」とお伝えしましたよね。もしかすると「言っていることが違うじゃないか!」と思っていませんか?

もちろん転職を繰り返せば、偏見をもたれるリスクはあります。しかし高い技術や知識をもった男性看護師なら、偏見を受けることはありません。

まずはむやみに転職を繰り返すよりも、ひとつの職場で医療技術と知識を身につけるための経験を積み、自信がついたところで転職先を探すことをおすすめします。おそらく「ぜひ来てもらいたい」と手をあげる職場が増えますので、給与にも反映されるはずです。それに役職を打診される可能性もでてきます。

男性看護師が活躍しやすい職場

男性看護師が活躍する職場は

・オペ室
・救命救急
・男性専門クリニック
・精神科

などが、主流でした。しかし現在は、どこの職場も男性看護師の人数も増えてきています。まずは20代~30代の若い間にスキルを磨き、希望の転職先を探してみるのはいかがでしょうか。

産婦人科など女性特有の科以外なら、むしろ男性看護師は歓迎されるはずです。ただひとつ付け加えるとすれば、男性看護師が多い職場の方が働きやすいメリットはあるかもしれませんので、参考までに知っておいてください。

さいごに

男性看護師、悩み、転職
男性看護師が抱く5つの悩みについて、解説と解決案をお伝えしました。近年男性看護師が増えてきているとはいえ、まだまだ女性スタッフの方が多いのが医療現場の現実です。中でも女性看護師との人間関係に悩む男性看護師さんも多いのではないでしょうか。

とくに女性は、「言葉で言わなくても察して」と無理なお願いをしますので、男性看護師は戸惑い理解に苦しみます。でも男性看護師だからこそ、頼もしく頼りがいを感じる場面もたくさんあるはずです。

今の職場で自分らしさを本領発揮できていないのなら、本当に求められている職場を探してみるのも悩みを解決する手段のひとつです。これからますます男性看護師の需要は増え、男性看護師を目指す看護学生も増えていくのではないでしょうか。

先陣を切る男性看護師の先輩として、今の悩み解決に役立つことがありましたらぜひ参考にしてみてくださいね。

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男性看護師として「活躍できる職場を知りたい」と希望する際は、ぜひ転職エージェントをご活用ください。コーディネーターが一人ひとりの希望を丁寧にヒヤリングし、ニーズに沿った転職先を紹介してくれますよ。

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