看護師の職場は病院だけじゃない!看護師が働ける職場とは|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

看護師の職場は病院だけじゃない!看護師が働ける職場とは

看護師の職場は病院だけじゃない!看護師が働ける職場とは

看護師の職場は、病院だけと思っていませんか?看護師の資格があれば、病院以外の職場で働くこともできます。意外と知られていない看護師の資格で働ける職場や企業について、お伝えしていきます。

1.看護師の就職先はこんなにある

看護師の就職先はこんなにある
まずは看護師の資格で働ける職場を、みていきましょう。

(1) 高齢者向け施設
(2) 訪問看護
(3) 保育所
(4) 乳児院や児童養護施設
(5) 保健臨時教員
(6) 健診センター
(7) 献血ルーム
(8) 看護学校教員

代表的な職場だけでも8項目ありますので、どのような仕事内容なのかを説明していきます。

(1) 高齢者向け施設

高齢者向け施設には、デイサービス・特養・老健などです。高齢化社会で高齢者向け施設の数や需要も増えてきていることもあり、看護師として働くことができます。

ただ疾患のある患者さん対象ではなく、利用者さんや入居者さんの健康管理が主体です。規模や施設の種類にもより業務内容に違いがありますので、看護師としての業務より介護師と同じ業務につくこともあります。介護度が低いデイサービスでは、看護業務はほぼありません。

(2) 訪問看護

病院に併設されているステーションや独立運営している訪問看護ステーションもあります。利用者さんの自宅へ訪問し、健康状態のチェックや処置が主な業務内容です。

超高齢化社会を迎えるにあたり、これからの医療は患者さんを入院施設から住み慣れた地域に戻って治療を継続していく地域ケアシステムへと移行していきます。そのため今後は訪問看護ステーションの増加は不可欠であり、需要が高まる領域です。

利用者さんの自宅へ看護師1名で訪問対応することに不安を感じるかもしれませんが、職員同士が顔を合わせる時間が限られ自分のペースで業務を行えるのも特徴があります。訪問看護は、看護師・医師・ケアマネ・ソーシャルワーカーなど地域との連携をもちながら患者さんを支えていく仕事です。

また訪問看護には訪問入浴もあり、こちらは数名のスタッフと共に利用者さんの自宅で入浴の介助を行います。看護師は入浴前のバイタルチェックや入浴介助また更衣の手伝いが主な業務です。

(3) 保育所

病児保育に限らず、一般の保育所でも看護師として仕事をすることができます。看護師の仕事と保育士と業務内容に違いはなく、保育士と同じように園児に接する仕事が主です。

ただ園児のケガや発熱など、応急処置の対応は看護師が行います。また母親からの健康相談を受けるのも看護師の役割です。子供と接することが好き、また子育て経験を活かしながら仕事ができる職場です。

(4) 乳児院や児童養護施設

親が養育できない子供たちのための施設で、入居している子供たちの日常のお世話や健康管理が業務内容になります。通所施設ではないため、病院と同じように変則勤務で夜勤があるのが特徴です。乳児院では主に0歳から2歳までの子供が、児童養護施設では18歳までの子供が入居しています。

(5) 保健臨時教員

学校の保健室で、臨時教員として働くことができます。臨時教員のため常勤ではありませんが、保健室で子供たちのケガや体調不良時の対応を行います。

(6) 健診センター

健診を受けにきた人に対して、検査の介助を行う仕事です。採血や検査の介助、問診など外来業務に似た業務内容になっています。

(7) 献血ルーム

献血車内で、採血業務を行う仕事です。

(8) 看護学校教員

看護学校にて、教員として指導や授業を行います。ただし看護師免許だけではなく、専任教育要請講習会を修了する必要があります。


2.看護師の資格をいかせる起業

看護師の資格をいかせる起業
看護師と起業の関連については、イメージがわかないかもしれません。しかし看護師資格があれば、個人が事業を立ち上げることは可能です。いったいどのような種類があるのかを、みていきたいと思います。

(1) 個人事業

事業主(個人)が主体となる事業

・開業保健師
・開業助産師(助産所の開設)
・看護教育研究事業
・コンサルティング
・ライター
・マッサージ・リラクゼーションサロン
など

(2) 法人

営利法人(NPO法人、一般社団法人等)

<介護保険、医療保険サービス>
・訪問看護ステーション
・居宅介護施設
・小規模多機能型居宅介護施設
・グループホーム
など

<介護保険・医療保険サービス以外>
・がん患者と家族の視線
・病児ケアサービス
・社会教育
・医療制度情報提供サービス
・絵本やウエブサイトなどのコンテンツ作成等

(3) 営利法人(株式会社、合同会社など)

<介護保険・医療保険サービス>

・訪問看護ステーション
・居宅介護施設
・小規模多種機能型居宅介護施設
・グループホームなど

<介護保険・医療保険サービス以外>
・予防医療ビジネス
・バリアフリー旅行支援
・コミュニティカフェ
・病院・医療コンサルたんと
・看護教育・研究
・人材紹介会社
・医療情報提供サービス
・物販
など

引用:公益社団法人日本看護協会 ナースストリート

看護師職の求人の数は多く、就職先に困らないイメージがあります。ただ転職にも年齢制限や希望通りの職場を探すのは難しく、いつまでも簡単に求人が見つかるわけではありません。

かといって看護師個人が事業を立ち上げることは簡単ではありませんが、厚生労働省が運営しているナースキャリーには、実際に行動した看護師のコメントが掲載されています。

また起業するにあたり国や自治体からの支援を受けることもできますので、これからの時代は看護師の起業家が増える時代がくるのかもしれません。

さいごに

看護師の病院以外の職場と、看護師の起業内容についてお伝えしました。看護師の免許があれば、病院以外で働くこともできますので、もし病院で働くことに疲れたまた看護師の仕事をするのが苦痛に感じるという場合には看護職を辞めてしまう前に職場を変えてみるのもおすすめです。

病院で働くことにこだわらなければ、看護資格をいかすことができ可能性も広がるのではないでしょうか。また看護師が起業することができるということも、ぜひ知っておいていただきたい情報です。苦労して取得した資格ですので、資格をいかしながら生涯自分らしく仕事ができる選択肢を選んでいただければと思います。

病院以外の職場への転職を検討している方は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。専門のコーディネーターが、あなたのニーズをヒアリングし、これまでの経験をいかして活躍できる職場を紹介してくれますよ。

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