子育て看護師小学校入学後の悩みとは?3つの視点で考察します。|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

子育て看護師小学校入学後の悩みとは?3つの視点で考察します。

子育て看護師小学校入学後の悩みとは?3つの視点で考察します。

春になるとやってくるのが入学シーズンですね。今まで保育園に通っていた子供が、ようやく小学生になる。小学校は保育園のように送迎がなくなりますので「やっと楽になれる」とひと息つく子育て看護師も多いのではないでしょうか。

しかし、ここからは今までとは別の心配事や悩みが増えていきます。子供が小学校に入学した後の悩みとは?防犯・職場・仕事のジレンマの3つの視点から、見ていきたいと思います。

1、 学童保育に行く場合の防犯対策

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小学校に入学と同時に、学童保育に子供を行かせるご家庭も多いのではないでしょうか。学童保育に行ってくれれば仕事の終了時間までは学童保育で過ごしているので、たとえ子供が先に自宅に帰っていたとしても、お留守番の時間も短時間で済みます。

また長期休暇の時期にも日中は学童に行っていれば、宿題の時間もあればお友達と遊ぶ時間に様々なイベントなどもありますから、1日家で留守番させておくよりは安心ですね。

ただ学童保育を利用しているということは、学校の下校時刻とは時間のずれがあります。近隣の友達も学童を利用していればまだ安心ですが、もし近隣に利用者がいない場合には、ひとりで帰ってくることになります。学童から自宅までの帰りの防犯対策も、しっかり伝えておきたいところです。

<いかのおすし>

「い」・・・知らない人についていかない
「の」・・・知らない人の車には「の」らない
「お」・・・連れていかれそうなときは、「お」おきな声を出す
「す」・・・あぶない時には「す」ぐ逃げる
「し」・・・何かあったらすぐ「し」らせる

また親の帰宅よりも子供が先に自宅に帰ってくる場合には、たとえ短時間でも留守番をさせる時の約束事を子供と話し合っておきたいですね。また学童保育は、学校やクラスが閉鎖された場合や警報が発令された場合、行くことができなくなります。

思わぬ事態で1日留守番しなければいけなくなることもありますので、カギの開閉や留守中の約束事など繰り返し練習させておくと安心です。

(1) 家の鍵を開ける時は、周囲を確認する

子供がひとりで先に家に帰ってくる場合、カギを開ける時には周囲を確認してから開けるようにします。海外に比べて日本は安全とはいえ、誰が見ているかわかりませんので習慣つけておくと安心です。

(2) 家の中に入ったらカギをかける

家の中に入ったら、すぐにカギをかけることも習慣にしておきます。子供は他のことに興味がわくとすぐに忘れてしまいますので、内ドアにメモを張っておいてあげるとカギをかける習慣がつきやすいです。

(3) インターホンにはでない

宅配や郵便は、不在であれば再配達をしてくれます。また宅配は配達時間を指定することもできますので、子供だけでいる時間帯はインターホンにでないようにしておきたいですね。ただお友達が誘いにくることもありますので、カメラで確認する習慣をつけておくと安心です。

電話に関しては、子供の様子が気になって祖父母からかかってくることもあります。誰からの電話かわかる機種に変更する、もしくは子供携帯を考えてみてもいいかもしれません。

あまり怖がらせてしまうのも逆効果になりますが、通学路を一緒に歩きもしものことがあった時には「このお店の人に知らせる」「このお家に助けを求める」など具体的に確認してあげると、子供も理解しやすくなります。

2、 子供が小学生になると変化する職場の対応

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職場以内で「今まで保育園児がいるから」と、配慮してもらえていたことはないでしょうか。

・夜勤の免除
・研修勉強会の参加
・主任への昇格
・リーダー業務
・残業の免除
・公休の希望数
・有給使用の優先
など、これらすべが当てはまるというわけでもありませんし、子供が小学校に入学したからといっていきなり対応が変わるわけでもありません。

ただ「まだ子供が小さいので」といって避けられていたことが、避けられなくなる場合があります。もし夜勤の免除をされていたのであれば、夜勤業務に入って欲しいと依頼されることもありますし研修や勉強会の参加を促されるかもしれません。

子供が入学したからと言ってすぐに学校生活に慣れるわけでもありませんので、すぐに対応できることばかりではなくて当然です。しかし今まで免除されていたことでも、小学生になると依頼されることが増えていきます。

特に夜勤の場合家庭環境によって違いがありますが「できません」と拒否するよりも、週末だけや回数制限をお願いしたいことなど、出来る範囲で上司と相談してみることをおすすめします。

どうしても夜勤のシフトが難しい場合には、夜勤のない部署異動を願いでてみるのもひとつです。病院は看護師に辞められてしまうより、職員の状況を考慮して勤務を続けてもらえる方を優先することが多いですからいちど打診してみてください。

3、 看護師としてスキルアップのジレンマ

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「子供が小さい間は」と子育てに専念していた場合、役職昇格や看護師としてキャリアアップしたいという気持ちが沸いてくることがあります。

ただ小学生になった後の方が子供の学校生活や勉強など保育園時代とは別の心配ごとが増え、低学年の間は学校行事など親の出番も多くなり職場の期待と子育てのはざまで悩む看護師も少なくありません。

看護協会のHPで、子育てをしながら看護師としてキャリアアップしている看護師のインタビュー記事です。

看護協会 キラリ看護の仕事より働き続ける!子育てとキャリアアップ

仕事と育児の両立には周囲の協力も必要になってきますが、子供は成長と共にできることも増えていきます。小学校に入学してすぐには難しくても、子育てを理由に看護師としてのキャリアアップを諦めてしまうよりは両立できる道を模索してみると解決策を探していきたいですね。

さいごに

子供が小学校に入学する時期は、看護師として働く親の考え方も大きく変わる時期です。心配事はふえますが、それが永遠に続くわけではありません。中には子供に留守番をさせていると「仕事をしているから寂しい思いをさせて申し訳ない」と思い悩んでしまう看護師もいます。

子供がいくつになっても悩みはつきませんが、子供の成長は早いので仕事をしている親の姿を見せて聞かせることも子供の成長にいい影響を与えていってくれるのではないでしょうか。

仕事と育児が両立できる職場への転職を希望している方は、ぜひ転職エージェントにご相談ください。専門のコーディネーターがあなたのニーズをヒアリングし、条件にマッチする職場を複数紹介してくれますよ。

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