看護師経験は現場を離れても活かせる!病院・老人保健施設での勤務経験からの学びをインタビュー|看護師ドットワークス

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海外在住看護師は、いかにして最初の一歩を踏み出したか?(インタビュー)

岡野さんは15年間の看護師経験を持つ30歳代の女性です。総合病院の病棟や外来での勤務を経て、老人保健施設で勤務されていました。現在はご家族の介護や育児と並行して、在宅ワークに取り組んでいます。

幅広い看護師経験を私生活や在宅ワークにも活かす岡野さん。多くの苦労もしながら培った人生観・仕事観を取材しました。現状に不満があり、将来の目標が見えなくなってしまっている看護師さんは、ぜひ参考にしてみて下さい!

看護師を目指したきっかけは母の一言

看護師になった経緯を教えてください。

岡野さん

母親に「これからの時代は女性も資格を持って、稼ぐ力をつけた方がいい。看護師の資格がいいんじゃないかな。」と言われました。その言葉が看護師を目指したきっかけですね。

お母様が数ある資格の中でも看護師を勧めた理由は?

岡野さん

父親が仕事の都合上転勤が多く、資格を持たないパート勤務の母親はとても苦労したそうです。そのため、資格を持ってどこでも仕事ができる看護師を勧めてくれました。母親の「資格を持っていた方が良い」という言葉に説得力を感じましたね。

看護師になって良かったと思いますか

岡野さん

はい、良かったと思いますね。仕事だけでなく、日常生活でも看護師経験が役立つことがあります。例えば、子育ての場面でも言葉のかけ方などが、すごく役に立っています。

一般の人と医療者の人とで考え方の違いを感じる場面は?

岡野さん

やっぱりありますね。また子どものことになってしまうのですが、他の母親が「これくらい大丈夫よね」と、流してしまう場面が気になることがあります。看護師の目線で、見逃してはならない異常がないかを常に考えます。

幅広い経験を積んだ病院看護師時代

病院では何科で勤務しましたか

岡野さん

内科・婦人科・皮膚科・消化器内科の病棟で勤務しました。最初は内科の病棟で勤務していたのですが、病棟の統廃合や方針変更によって婦人科と皮膚科が加わりました。

その後、私自身の結婚をきっかけに系列病院へ移動し、消化器内での勤務になりました。子どもが生まれてからは、ずっと外来勤務です。外来勤務の頃は様々な診療科を経験しましたね。

何科での勤務が長かったですか

岡野さん

やっぱり内科系が長かったですね。

看護師時代の印象に残ったエピソードは?

岡野さん

看護師1~2年目の経験が浅い頃に、先輩や医師からよく怒られたことが印象に残っています。大変で何度辞めようと思ったか、わかりません…。

そんな時に患者さんから、「まだ若いのね、がんばってね。」といった励ましの言葉をいただきました。採血を失敗してしまった時にも怒らず、「経験だからね。練習だと思って。」と言ってくださる方もいましたね。

同期の看護師は患者さんに厳しいことを言われているようでしたが、私は幸いありませんでした。

それと急変に遭遇した時のことは今でも忘れられません。ほんの30分前まで歩いていた患者さんが、病室で心停止していたことがあります。見つけた時点でかなり厳しい状態で…。とてもショックでしたね。

外来勤務の時に印象に残ったエピソードは?

岡野さん

近所の医療従事者が外来通院していたのですが、思ったような治療の効果が出ない時にも弱音を吐かない方でした。周囲の人への気遣いもとても細やかで、気さくな方で印象的でしたね。

どのような瞬間に看護師としてのやりがいを感じますか

岡野さん

患者さんの状態が良くなったり、前向きな発言を聞いたりした時に「やっていて良かったな」と感じます。病院では早く良くなって、退院して欲しいなと思っていました。

反対に悲しさや辛さを感じる場面はありますか

岡野さん

人間関係で苦労したのが辛かったです。特に看護師は女性社会でキツイ言い方をする人が多いので、メンタルが強くないとやっていけないですよ。(笑)仕事内容もミスが許されない緊張感がありました。

元々性格のキツそうな看護師もいましたし、ミスの許されない緊張感のある仕事をするなかでキツくなった人もいるのでしょうね。

他の看護師のミスに巻き込まれることもあります。例えば、私が夜勤をしている時に日勤帯でのミスが発覚して、後処理に追われることもありました。

落ち込んだ時はどのように対処していましたか

岡野さん

同期の看護師が何人かいて、その子たちと食事会とかで交流して乗り切っていました。愚痴を言い合って、励まし合いながらですね。

病院との違いを実感した老人保健施設時代

病院から老人保健施設に転職したきっかけは?

岡野さん

義母の病気や育児との両立が難しくなったからです。病院では正社員として働いていたのですが、勉強会や委員会が夕方に開催されるのが負担でした。時にはレポートの提出も求められたので、義母に育児の協力を頼めない状況では厳しいと思いました。

それと、急性期での働き方よりも、慢性期の働き方が好きだったのも理由です。自分の勉強のために急性期で働いていたのですが、慢性期の対象者の看護をしたい気持ちが強くなりました。

老人保健施設に転職してみてどのように心境が変化しましたか

岡野さん

認知症の方への対応や、高齢者の転倒・転落、誤嚥予防に興味があったので、その点ではやりがいを感じました。

病院から老人保健施設に転職してどのような違いを実感しましたか

岡野さん

老人保健施設は「治療の場」ではなく、「生活の場」だということですね。病状が落ち着いた高齢者が多いことから、処置のための医療機器や薬品などの物品がとにかく少なかったです。その場にあるもので工夫して代用し乗り切ることが日常茶飯事でした。

褥瘡の処置に関する物品が少なく、特に苦労しました。ドレッシング材が少なく、軟膏だけでの処置になることもあります。物品の種類もそろっていないので、症状に合わせた使い分けもできません。

補液用の点滴も1種類しかなく、あまり効果が見られないこともありましたね。抗生剤もやっぱり1種類しかなく、効かなかった場合に困りました。そのような経験から、老人保健施設は「治療の場」ではないと実感しました。

私の勤務していた施設は、「お看取り(死期の見守り)」を行わない方針でした。なので、どのタイミングで病院へ連れていくかに悩むことがありましたね。働くスタッフが少なかったので、病院に連れていく人員確保だけでも大変です。

たまに急変で亡くなられることはありましたが、基本的には早めに病院に連れて行っていました。

老人保健施設で苦労した点を教えて下さい

岡野さん

やっぱり人間関係ですね。他の正社員の看護師と一緒に働くことが多く、苦労しました。正社員の看護師でとにかくミスが多い方がいて、自分の仕事もしながらフォローをするのが大変でした。
とにかく人手不足で大変だった印象です。

病院時代の経験は老人保健施設でも活かされましたか

岡野さん

役に立つ場面はありますね。例えば、比較的に症状の落ち着いていた高齢者でも急変をする場面があり、適切な対応が求められる場面がありました。

老人保健施設の退職を考えたきっかけは?

岡野さん

スタッフが定着しないことで、慢性的な人手不足だったことが大きいですね。利用者さんに思うようなサービスが提供できず、最低限の業務をこなすのに精一杯な日々でした。

私はパート勤務だったのに責任も重かったです。介護士さんは3ヵ月続ければ長い方で、とにかく定着しなかったですね。グループ会社の他の部署から応援が来ることもありました。話を聞くと、他の施設ではこんなに離職率は高くなかったそうです。

増設オープンして1年くらいの施設だったので、業務も確立されておらず困る場面も多かったですね。管理職の方も経験が浅く、管理が行き届いていないことが多々ありました。

現場を離れても看護師経験を活かす岡野さん

家族の介護で看護師経験が役に立つと感じる場面はありますか

岡野さん

はい、看護の現場で学んだ「自分でできる部分は自力でやってもらう」という考え方は、とても役に立っています。介護をしながら育児もしているので、すべて手伝っていたら間に合わなくなってしまいますよね。

それと義母は心配性な面があるんです。例えば、酸素飽和度がいつもより低いと、その瞬間の数値を気にし過ぎることがあります。症状が出ていなくても気にし過ぎで…。

そのため、物事の伝え方をオブラートに包むように工夫していますね。「数値だけで判断しないで経過を診ていこう」と伝えると安心してくれます。それもやはり、看護師経験があったからこそだと思います。

子どもは小学生なので、手伝える部分は協力してもらっています。例えば、家のシャッターを閉める、義母の水分補給を手伝う、新聞を取ってもらう、洗濯物を取り込むなどです。ほんの些細なことですが、とても助かりますね。

ご家族は岡野さんが看護師だからこそ信頼されているのですね

岡野さん

それはあるかもしれません。看護師経験が役立っていますね。

ご家族の介護と患者さんへの看護で違いを感じる部分は?

岡野さん

身内だと「自分でやりなよ!」と、強く言ってしまうことがあります。利用者さんや、患者さんには言わないことですね。それと物忘れをしている場面に遭遇すると、患者さんと違い「可愛い」とは思えません。

身内なのでやはり、病状が悪くなるとショックです。3回ほど危ない場面もあり、「もうダメかも…。」と思いました。幸い、義母は持ち直すことができ、今は元気に過ごしています。

現在の在宅ワークはどのような仕事内容ですか

岡野さん

主に看護・医療・育児関係の文章作成です。今回のようなインタビューを受けることもあります。看護師関係が多く、経験が役に立っていますね。

病棟での患者さんとのエピソード、老人保健施設への転職体験、病気に関して、生活と介護などに関する記事を書いています。

「いずれは現場にもどりたい」仕事への思いを持ち続ける大切さ

将来的に看護師としての職場復帰は考えていますか

岡野さん

いずれは職場復帰したいです。でも、子どもが小学生でまだ小さいので、今は難しいかもしれません。子どもたちが留守番をできるようになってからですね。

職場復帰するとしたら、どのような現場で働きたいですか

岡野さん

病院、施設、訪問看護、クリニックなどが興味のある現場です。知人が訪問看護師として働いており、現場の様子を聞いたことがあります。その方は「病棟の方があっている」と言っており、人それぞれだなという印象です。

看護師の仕事は好きなので続けていきたいですね。

悩みながら働く看護師へのメッセージ

働く場所や働き方に悩む看護師へ向けてメッセージをお願いします!

岡野さん

働いていると「嫌だな、転職したいな」と、感じる場面は必ずあると思います。だけど、転職すれば必ず状況が良くなるとは限りません。私は転職の際に、下調べが不十分だったことを後悔しています。

転職が自分にとってマイナスにならないか、よく考えることも大切だと思います。もし、それでも転職したい気持ちが強いのであれば、転職先の現場の声をよく聞いてみることが必要かもしれません。

転職前の自分にアドバイスできるとしたら、「現場の下調べをした方が良い」「転職方法も色々あるので情報収集が必要だよ」と伝えたいです。

辛くて逃げるように転職すると、かえって状況が悪くなってしまうこともあります。よく考えて、しっかりと情報を集めて、慎重に判断してみてください。

まとめ

今回は病院、老人保健施設での看護師経験を活かし、家族介護や在宅ワークに取り組む岡野さんに働き方についてお伺いしました。働き方に悩み、転職を考える方は情報収集しながら、自分にとって転職がマイナスにならないか、強く意識する必要があるのかもしれません。

看護師ドットワークスは働く場所や働き方に悩む看護師の転職支援をしています。コーディネーターとの面談を通し、ご自身の現状や希望を明確にすることが転職を成功させる第一歩です。

私たちは求職者と転職先の両者にとって「win-win」となる転職を目指します。医療機関と密に連携するコーディネーターが適切な情報提供を行います。ぜひ、気軽にご相談ください。

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