新人として就職したばかりで妊娠が発覚したことを職場に言い出せずに悩んでいます|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

新人として就職したばかりで妊娠が発覚したことを職場に言い出せずに悩んでいます

1年目看護師、就職したばかりなのに妊娠してしまった

春に就職したばかりの、新人看護師です。私には結婚の約束をしている彼がいるのですが、このたび妊娠していることが発覚しました。彼とは籍をいれることにはなったのですが、職場になんて報告すればいいのかわからず悩んでいます。

予測外の妊娠で動揺が大きく、退職することも考えました。でも今やめてしてしまうと、この先看護師に戻ることができないような気がして退職したくないんです。もうどうしたらいいのかわからず、とても悩んでいます。

看護師の転職お悩み相談の質問

これからという時に、という気持ちも理解できますし動揺してしまうのも無理はないですよね。でも精神的に不安定になることは母体にもよくありませんから、まずは落ち着いてこの先のことを考えていきましょう。看護師である前に、ひとりの女性としての幸せをつかんだことをまずは喜んでくださいね。

1、新人看護師の妊娠は職場に影響しない

まずは、悩まず上司に報告しましょう。配属されている部署にもよりますが、安定期に入っていない妊娠初期では身体に無理な負担をかけることは危険です。

しかしあなたは妊娠を報告することで「師長や他のスタッフに迷惑をかけてしまうのでは」という気持ちがあるのかもしれませんね。ただ就職したばかりだからこそ、それは心配しなくても大丈夫ですよ。

というのも新人看護師は、戦力になる手前の段階です。現在まだ夜勤のシフトに入っていないのであれば、この先産休に入ってもスタッフには業務負担はかかりません。それよりも母体への負担の方が心配なので、まずは早急に師長に報告しておきましょう。

新人看護師の場合、教育プログラムがありプリセプターが決まっていますよね。今後の予定を変更する必要もありますので、報告が遅れてしまう方が迷惑をかけてしまう可能性がありますよ。

もしかすると「師長や他のスタッフに何を言われるか怖い」という不安もあるかもしれません。万が一周囲からの心無い言葉や態度をとられて仕事の継続がしにくくなったとしても、代わりの職場は見つかります。

しかし、子どもにはあなた以外に母親の代わりはいません。あなたはこれから母になるのですから、気持ちを強くもってください。

2、看護師の仕事に経験年数や年齢は関係しない

これからいろいろな経験を積み技術や知識の習得をしていく時期ですから、ほかの新人看護師から遅れをとってしまうことを気にしてないでしょうか。

ただ、看護学校を卒業してからの1~2年では成長の差はほとんどありませんし、遅れはこれからいくらでも取り戻せます。また、いまの職場で産休に入るまでの期間でも、技術を習得することはできますよね。

看護師は〇年働けば一人前!なんて基準はありません。出産育児後からでも、十分経験を積んでいくことはできます。それに、ほかの同期も数年後には結婚出産の時期を迎え、そのまま家庭に入る看護師もいれば、仕事に没頭する看護師もでてきますよ。

皆それぞれの道を進んでいきますので、新人看護師時代のスタートラインが遅れることに焦りを感じる必要はないですよ。

3、看護師は妊娠を理由に異動対象になる場合がある

新人看護師に限らず、病棟によっては人員の調整のために妊婦は異動対象になる場合があります。

より緊急性の高い病棟から比較的業務内容が落ち着いている病棟異動を進められることもありますので、もし希望していない部署への配置異動であったとしても、いまは受け入れてくださいね。

4、新入職員の産休育休の取得権利について確認

上司に報告した後確認しておきたいのが、新入職員の産休育休の取得権利です。職場によって、入職後半年経過している職員など規定がありますので、厚生課に確認をしておきましょう。

厚生労働省:妊娠から産休、育休。復職後の流れ

入職したばかりでも、妊娠を理由に退職しなければいけないことはありません。ただ社会保険の支払い期間などで、育児休暇の手当や期間に違いがあります。

手続きや必要書類またお金の話など初めてのことで不安も大きいかと思いますので、まずは正しい情報の取得と職場の対応についてしっかりと確認しておいてください。

また奨学金を借りている場合には、お礼奉公の期間についても確認しておくと安心です。

5、看護師の仕事と育児の両立について

出産までの話をお伝えしてきましたが、ここからは出産後について考えていきたいと思います。

まだ先の話ですが、出産後に職場復帰した後の働き方を考えておくことをおすすめします。というのも育児休暇を取得することができればいいのですが、入職しての期間が短いために1年間の育児休暇が取得できない可能性もあります。

もしも早い段階で職場復帰をするのであれば、まず旦那さんと出産後の話を相談しておきたいですね。とくに子育て中の看護師を悩ませるのが、夜勤のシフトです。この悩みはどの看護師にも共通することなので、多くの看護師は仕事と家庭の両立の難しさがあります。

子どもが小さい間に職場復帰することになれば、夜勤に入ることになった場合に、子どものお世話を誰がするのかなど、この先のことを想定してみましょう。

想定した結果をもとに、いまの職場で在籍しておくのか、いったん退職して育児に専念するのかを考えてみるのはいかがでしょうか。

退職してしまうと「看護師として復帰できなくなるのでは」という気持ちもわかりますので、いまの職場で在職したまま、産休育休を取得できるのがベストですよね。まだいまは考えられないかもしれませんが、職場を選択する判断材料のひとつとして知っておいてくださいね。

さいごに

いろんなことが一気に重なり、気持ちが動転してしまうかと思います。しかも看護師はほとんどが女性で出産や育児を経験したスタッフも多いはずなのに、中には心無い言葉や態度で傷つけてくる看護師もいます。新人看護師は弱い立場なので、辛いと感じることもでてくるかもしれません。

でも看護師の中には妊娠したことを上司に報告できずに無理をしてしまい、取り返しのつかない悲しい結果になってしまうケースが少なくありません。

繰り返しになりますが、看護師の代わりはいても母親の代わりはいませんので、まずはあなた自身を大切にすることを優先してください。悩みの解決糸口になることがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

転職エージェントでは、子育てと仕事を両立したい看護師さんを応援しています。予定外の妊娠で、いまの職場で働き続けることができなくなったときや、子どもが小さくて夜勤のある職場で働けなくなってしまったときは、ぜひ転職エージェントにご相談ください。

専門のコーディネーターがあなたの希望する働き方にあった職場を紹介してくれますよ。

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