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看護師の辛い3つの原因、人・仕事・お金から解放される考え方

看護師の辛い3つの原因、人・仕事・お金から解放される考え方

看護師として働いていると「辛い」「しんどい」「もうやめたい」と思うことはありませんか。それでも看護師の仕事をやめないのは、看護師が好き・家庭のためなど理由がありますよね。

でも本当は、やめたくても簡単にはやめられないという現実があります。そして、看護師の仕事が辛いと感じる原因になっているのは、人・仕事・お金ではないでしょうか。

ここでは悩みの原因となっている、人・仕事・お金の3つの辛さから解放される考え方についてお伝えしていきます。

人間関係を辛いと感じる理由

人間関係を辛いと感じる理由
まずは看護師の人間関係が辛いと感じる理由について、みていきましょう。

看護師の仕事は、人との関わりを避けて通ることはできない仕事です。患者さん・患者さんの家族・病棟のスタッフ・医者など、病院という組織の中でたくさんの人と関わりながら仕事をしています。

でも中には「あまり人と関わるのが得意ではない」という場合や「集団が苦手」ということもありますよね。本当は人と関わるのが苦手なのに、大勢の人が集まる窮屈な環境の中で、「ここは職場、これも仕事だから」と自分に言い聞かせ、我慢を続けていませんか。

人間関係の辛さの原因は人と人との摩擦が原因

人がたくさん集まって過ごす空間では、必ず人間同士の摩擦がおこります。これは学校でも社会でも同じで、100%気の合う者同士が集まることはできません。とくに社会人になれば、嫌いな相手とも笑顔で話す必要もありますし、頭を下げなければいけない場面もでてきます。

何気なく言ったひと言を誤解され、敵対視されることもあります。その誤解を解こうとしても、余計に摩擦を生み出すだけで解決の糸口は見つかりません。まさに無限のループにはまり込んだ状況に追い込まれ、精神的ストレスだけが増えていきます。

この最悪の結果を生み出してしまう前に、対策を取りましょう。

職場では、別の人格を演じる

ほとんど人は、おかれた環境に合わせて人格を変えています。

たとえば、

・子どもの前では母親
・両親の前では子ども
・夫の前では妻
・恋人といるときは女性
・ひとりのときは素の自分

どれも、すべてひとりの人の人格です。

職場ではとても厳しい看護師が、自宅に戻れば優しいママの顔になっていることも珍しくありません。本来は気持ちの優しい性格の人だったとしても、職場の環境に合わせているうちに、厳しい指導をする看護師になっていきます。

また夫や血のつながった子どもであっても、自分とはまったく別の人間です。考えていることや感性も違うのですから、摩擦が起きても不思議ではありません。しかしそれでも円滑な人間関係が築けているのは、無意識のうちに環境に合わせた人格を作ることができているからなのです。

ですから、たとえ集団が苦手で人と会話するのが苦手でも、仕事場に入った瞬間から看護師として自分とは別の人格を演じてみてください。

・好きなアニメのキャラクター
・ドラマの主人公

などで、憧れの人物はいませんか。まずは、真似ることからはじめてみます。白衣を着ている間だけ、職場で過ごしている時間だけ「素の自分とは違う別の人格だと」言い聞かせながら、役を演じてみてください。そうすれば、仕事での緊張感やストレスから身を守れるようになりますよ。

もし違和感を覚えたとしても、堂々とした態度で過ごしてみてください。きっと気持ちの切り替えができるようになれば、人間関係の辛さも少しは軽くなるでしょう。

職場で自分を理解してもらう必要はない

職場は、お互いを理解していない者同士の集まりです。相手がどんな性格なのか・どんなことが得意で苦手なのか、お互いに知りません。でもほとんどの人は、職場で一緒に仕事をしているだけの関係ですから、その場限りのコミュニケーションが取れさえすれば、仕事はできます。

そう考えれば、決められた時間同じ空間を過ごしているだけで、友達になるわけでもこの先ずっと付き合いが続くわけでもありませんよね。ですから、あえて自分を知ってもらうことも理解してもらう必要もないと割り切ってみてください。

看護師の仕事が辛い原因を考える

看護師の仕事が辛い原因を考える
看護師の仕事が辛い場合には、具体的に何がしんどいのかを考えてみます。

たとえば、

・夜勤が辛い
・委員会や勉強会が辛い
・役職が辛い
・リーダーをするのが辛い
・後輩の指導が辛い
・認知症患者さんの看護が辛い
・ターミナル患者さんの看護が辛い
・病棟の仕事が辛い

など、思いつくだけでもたくさんありますね。

仕事の辛い原因をとりのぞく

次に、最も辛いと感じている原因をとりのぞく方法を考えます。

たとえば、

・夜勤が辛い → 夜勤のない職場に転職
・委員会や勉強会が辛い → 委員会や勉強会には参加しない
・役職が辛い → 役職を降りる
・リーダーをするのが辛い → リーダーの補佐をつけてもらう
・後輩の指導が辛い → プリセプターを2人にしてもらう
・認知症患者さんの看護が辛い → 病棟異動を希望する
・ターミナル患者さんの看護が辛い → 転職もしくは病棟異動を希望する
・病棟の仕事が辛い → 自分の気持ちが楽な職場に転職する


など、解決方法を模索していきます。

ここで注意したいのは、「辛い」と「嫌だ」は違うということです。つまり「嫌だからやりたくない」「面倒だからやめたい」というのと「辛くてやりたくない」「辛くてやめたい」は別と考えてください。

ストレスや精神的負荷は爆発する

辛いと感じながらも「これが仕事だから」と我慢をしていると、精神的な負荷が重くなります。とくに、ストレスがたまっている自覚がない場合は要注意です。というのも何かのきっかけで、蓄積されたストレスが前触れもなく突然爆発する可能性があり、とても危険だからです。

しかしほとんどの人は、「そんなに簡単なことではない」という判断をします。そして行動せずに、我慢を繰り返してしまいます。

でも、今無理をして頑張っているのは誰のためですか?

きっと、少し考え方を変えるだけでも、解決の糸口が見つかりますよ。

看護師の給料が安くて辛い

看護師の給料が安くて辛い
世間では、看護師の給料は高いというイメージがあります。でも実際働いている看護師さんにしてみれば、給料明細を見ては「あれだけ頑張ったのに」とため息をつくこともありますよね。

医療職は、仕事の量に見合っただけの収入を得るのは難しいとされています。それは国が定める診療報酬が関係していますが、施設の経営者と雇われる側との見解の違いにも原因があります。

このお金の辛さを解決するためには、

・仕事の量と質に納得できる職場に勤める
・給料が低くても働きやすい職場に勤める
・固定費を見直す


この3つについて、考え直してみましょう。

仕事の量と質に納得できる職場に勤める

今働いている職場は、仕事の量や質と見合った給料がもらえているでしょうか。

・夜勤手当が少ないのに仕事がハード
・職員の数が少なく日々の仕事が多い

など不満を感じるのであれば、仕事と給与が見合っていません。

たとえば夜勤手当は少ない・人員が不足しているために業務がハードという職場は、経営側に問題があると考えられます。例をあげれば、病院経営がうまくいっていない・人間関係が悪いためにスタッフがやめてしまうなどの理由ですね。

この根底にある原因を解決しなければ、どれだけ給与アップや人員補充要請を個人が要望したところで、状況は変わりません。

もし「これだけ頑張っても報われない」と考えているのであれば、働く環境を変えてみるのもひとつです。不満を抱えながら仕事を続けるよりは、仕事の量と質そして給与額が納得できる職場を選ぶ方が、満足度は高くなります。

ただし給与額だけで職場を選ぶと、ハードな業務・ほかでは受け入れられない患者層・退職しにくいシステムなど、ブラックな病院に就職してしまうリスクがあることは知っておきたいですね。

あくまで給与の金額だけではなく、「この仕事量なら、この給与額が平均だな」と納得できることが重要です。

でも「やめたくてもやめられない」と我慢するよりも、思い切って行動してみる方が、打開策は見つかりやすくなります。

それに看護師は転職しやすいとはいえ、年齢制限や生活スタイル、体力などによって選択肢は年々狭くなっていきます。ですから常にアンテナを張り、最新の求人情報をチェックしておいてくださいね。

給料が低くても働きやすい職場に勤める

職場環境がよく働きやすい職場を選べば、たとえ給料が低くても満足度は高くなります。なにより働く職員を大切にする職場は、業績があがればできるだけ職員に還元しようとするからです。

そこで勤務経験が長くなれば、少額でも昇給はありますし退職金にも反映していきます。なにより仕事へのストレスが少ない職場は職員のモチベーションもあがりますので、患者さんからの評判もよくなります。

ただ人それぞれ働きやすい環境には違いがありますので、自分に合った環境で納得して働ける職場が見つかれば、お金の悩みも解決していくのではないでしょうか。

固定費を見直す

お金の悩みを解決するためには、固定費を見直す方法もあります。というのもいつ何がおきるかわかりませんし、なんらかの理由で夜勤ができなくなる可能性もあるからです。

固定費とは、

・携帯やスマホの通信料
・保険
・家賃

などですね。このほか子どもの塾代や雑費などに毎月どれくらいのお金が流れているか、いちど見直してみるとお金の流れが見えてきます。それらに必要以上お金をつぎ込んでいないか、チェックしてみてください。

やはり夜勤手当があるとないのでは、ひと月の収入額も変動します。ただ夜勤は体力勝負になりますので、年齢や業務内容また健康状態により、いつかは続けることが難しくなるという認識はもっておきたいですね。

まとめ

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看護師が辛いと感じる3つの原因、人・仕事・お金について、お伝えしました。まず人間関係が辛い悩みを解決するために、職場で別の人格を演じることでストレスから解放される糸口を見つけていきましょう。

なぜか人は自分より弱い相手を攻撃しますので、攻撃対象にならないためにも強い気持ちをもつ必要があります。たとえ心の中では恐怖心でいっぱいだったとしても、弱みをみせなければ相手から攻撃されることもなくなりますよ。

次に仕事が辛い悩みでは、最も辛い原因をとりのぞく方法を探してみます。ただ「辛い」と「嫌だ」は別ものですので注意が必要です。しかしここで「辛いけど自分さえ我慢すれば」という思考が停止した状態では、いつまでたっても問題は解決しません。

それに人は思考が停止してしまうと、抜け道を見つけ出せなくなり、限界まで我慢を続けてしまいます。そして我慢の限界を超えるとストレスが爆発し、仕事を続ける意欲がなくなる可能性があることを知っておいてくださいね。

最後にお金の悩みですが、これは職場の満足度によって解決することもあります。やはり働きやすい職場に勤めることで、モチベーションも保てますし新しいことにチャレンジする意欲もわきやすくなるでしょう。

また夜勤をしている場合には、万が一夜勤に入れなくても生活を維持できるか、を把握しておくことも必要です。いつまでも健康でいられるとは限りませんし、いつ何がおきるかわかりません。

たしかに夜勤手当がなければ、収入は大きく下がります。でも夜勤手当を除いた収入で生活を維持していれば、万が一のときも慌てるはありません。もし「自分が頑張ればいい」と考えるのなら、その考えは危険です。いちど固定費を見直すきっかけにしてみてくださいね。

転職エージェントでは、看護師さんが働きやすく「ここを選んでよかった」と安心して働ける職場の求人情報を提供しています。もし「このままここで働き続けていけるのか」という悩みがあるなら、転職エージェントに相談することでベストな選択ができるようになりますよ。

看護師は比較的転職しやすい職業といわれています。しかし年齢や体力に合わせて職場を選ばなければ、「こんなはずではなかった」という事態もおこりかねません。

そのような事態を防ぐためにも、複数の転職エージェントに相談して、ご自身のキャリアプランを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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