コロナや災害時、子供へのストレスコーピングを看護師として学ぶ!|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

コロナや災害時、子供へのストレスコーピングを看護師として学ぶ!

コロナや災害時、子供へのストレスコーピングを看護師として学ぶ!

いま、世の中は新型コロナ・コロナで大変です。
医療従事者はとくに最前線でコロナと戦っています。このコロナ禍をきっかけに、看護師仕事に復帰した潜在看護師の人も多く、いかに状況が切迫しているか、わかるのではないでしょうか。

頑張っているのは医療従事者だけではありません。多くの人が「StayHome」を守り、家にいます。そこで子どもたちにもストレスがかかっているものと思われます。子どもたちは大人と違う世界を生きていますので、意外とこの非日常を楽しんでいるのかもしれません。

しかし、それでも負担がかかっている場合がありますので、看護師としてストレスコーピングを学んでいきましょう。上手にコーピングとは、cope、すなわち対処するという意味です。scopeなどのcopeですね。

ストレスは非日常から生まれる

ストレスは非日常から生まれる
ストレスはいつもと違うことから生まれます。
コロナ・コロナで毎日毎日、テレビをつけても家庭内でも、コロナの話題が多いのではないでしょうか。そして、感染症という独特の怖さが、パニックを引き起こします。自分も、また大切な人も、病気になって死んでしまうのではないか・・・そうした不安がストレスを引き起こすのです。

また、いままで日常だった幼稚園・保育園・学校が突如として休校となり、お友達や先生に会えなくなったのも大きいでしょう。さらには外出をしないでください、StayHomeと繰り返し言われることもストレスです。式典も中止になるケースがほとんどですので、子供も子供なりに、ぽっかりと心に穴が開くのです。

ストレス反応を見極める

ストレス反応を見極める
子供にはストレス反応がでるケースが多いのです。
体のあちこちが痛いといい出したり、夜遅くまで起きていたり。

・落ち着かない
・よく食べる/まったく食べない
・頻繁に泣く
・しがみつく
・おもらしする
・幼児がえりする

など、自分を守るためというのでしょうか、防衛本能が動きます。これはストレスコーピングで対処する必要があり、放置しないほうがいいのです。

親御さんにもそれを理解してもらう必要があります。なぜなら、結局医療機関に丸投げしていては、よくなるものもならないですし、また今の医療機関にそうした対処をしている余裕がなくなりつつあるからです。

感染者が増えれば、医療もひっ迫します。現に、新型コロナウイルスの検査であるPCRに、外科医や整形外科医なども駆り出され、手順書を元に検査に走っているぐらいですから、メンタル系の精神科医も現場をはなれてコロナの対応に追われる可能性があるからです。

そこで自宅でできるストレスコーピングを学んでいく必要があります。看護師が親御さんに働きかけ、ご両親を通じて子供のストレスを取り除いていく必要があるのです。子供は自分ではまだまだストレスに対処できないですから、行動に表出するわけです。

わかりやすい説明が大事

わかりやすい説明が大事
「子供だからまだコロナのことはわからなくていいの」

という伝え方はよくなく、相手が子供であっても隠し事せず伝えることが大事です。いま、感染症が世界的に広まっていること、下手をすれば亡くなってしまうこと、手を洗ってうがいをして、あちこちベタベタ触らなければそんなに恐れる必要はないこと…。

ひとつひとつを、丁寧にポイントをまとめながら、少しずつ伝えていく必要があります。
特定の誰かが悪いのではなく、目に見えないウイルスという相手であること。また、ウイルスは手洗いに弱いので清潔を心がけること。そうした因果関係で社会を教えることも大事です。

同時に、怖いニュースを見せすぎず、情報のコントロールも大事です。パニックになっている子供は、ニュースをみたとき自分のことが起こっていると思ってしまいます。また、少し大きくなるとデマに巻き込まれて、自分からとった不正確な情報に巻き込まれてしまいますから、情報管理に気をつけるべきです。

安全な空間が必要

さらに、子供を守る意味でも、心のケアの観点からも、安全な空間を確保することがとても大事になります。定時の起床、定時の食事、同じような勉強習慣。お風呂、掃除、、、そうした日常のルーティンを子供と一緒に守っていきましょう。

手洗い・うがい・咳エチケット。そして3密を避ける。この4つをどうやって守るか、話し合うのも大事です。

コミュニケーションを定期的にとって、いま手をつなげなくとも、離れていても、気にかけていることを伝えていきましょう。

子供の声をちゃんと聞く

子供の声をちゃんと聞く
心から発せられる声に、耳を傾けることも大事です。
気持ちにふたをせず、気づきを持つことを伝えて、親や医療関係者には何でも話していいということ、どこで伝えてもいいということ。お風呂でも、寝るときでも、絵を描いているときでも・・・自由に子供の気持ちを伝えていいことを教えてあげます。

聞くときは子供の気持ちに耳を傾けます。否定せず、受け止めて、繰り返して伝え、認めていく。そうした行動によって、子供の気持ちも落ち着いていきます。

大人だってストレスケア

大人だってストレスケア
実は大人も疲れているはずです。
リモートワークや勤務スケジュールの変化。なかには経済が止まりかけて給料が減った人も収入が絶たれた人もいるでしょうし、体も運動不足です。在宅では家事と仕事と育児のバランスが求められ、子供は否応なく仕事の邪魔をしてきますので、成果主義に変わった上に成果が出せないと、大人も追い込まれてしまいます。

セルフケアをして、立ち止まって心が悲鳴をあげていないか、ケアすることも大事です。そうしないと子供にも影響を及ぼすからです。

さいごに

子供のストレスケア、ストレスコーピングを学んで、積極的に子供との関わりを増やしましょう!できることから、看護師と親と子供と。三位一体になってはじめていきましょう。

このコロナ禍を乗り越えるために何より必要なもの。それは他者に心を寄せることです。目の前の子供を大切にしながら、乗り越えていきましょう。

もし、今の職場で働き続けることで心身ともにストレスが溜まってしまうときは、転職エージェントのコーディネーターに相談してみてはいかがでしょうか。

医療機関に精通したコーディネーターが、あなたの悩みを解決するための選択肢を複数提案してくれますよ。ぜひお気軽に問い合わせてみてください。

参考:新型コロナウィルスと上手に付き合っていくために 親子でできるストレスコーピング編

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