誰もが避けたい!「ブラック病院」の実態と見抜き方とは?|看護師の生き抜く術を知る!|看護師専門の求人転職サイト【看護師ドットワークス】

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誰もが避けたい!「ブラック病院」の実態と見抜き方とは?

誰もが避けたい!「ブラック病院」の実態と見抜き方とは?

ブラック企業という言葉が世間一般に浸透しました。看護師にとっても他人事ではなく、「ブラック病院」で勤めるのは誰もが避けたいところですよね。

ところが、自分の勤めている病院がブラックであることに気がつかない看護師は意外と少なくありません。なぜなら、真面目な人ほど勤める病院のおかしさを自分のせいだと思い込む傾向があり、自分を責めてしまうからです。

ブラック病院で働き続けて心身共にボロボロになってしまい、看護師を続けること自体できなくなってしまいます。今回はブラック病院の実態や見抜き方をご説明します。最悪の事態を避けるためにも、他人事と思わずチェックしてみてはいかがでしょうか。

ブラック病院とは?

ブラック病院とは?
「ブラック病院」とは、スタッフに不当な労働を強制する、人権を踏みにじる行為が横行している医療機関の総称です。「病院」とついていますが、クリニックや福祉施設であっても意味合いに違いはありません。

病院がブラック化する原因はさまざまあるため一概にいえません。たとえば、経営悪化による人件費削減のために少ないスタッフでの業務を強いる、人材不足により能力不足の者が管理職になった、などです。

また、勤めはじめたばかりの頃はホワイト病院であっても、なんらかのきっかけによりブラック化してしまうパターンもあります。「自分だけは大丈夫」と思い込まず、客観的な視点を持ち続けましょう。

ブラック病院にありがちな特徴

ブラック病院にありがちな特徴
ブラック病院にありがちな特徴を紹介します。自分の職場に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。

スタッフの入退職が頻繁

スタッフの入退職が頻繁な職場は、ブラック病院である可能性が非常に高いといえます。とくに、勤続年数が1年未満のスタッフばかりの職場では、まともにルーティン業務を回すことすら困難でしょう。

日本看護協会の調査によると、常勤看護師の離職率は10.9%だと明らかにされています。

引用:2018年 病院看護実態調査(日本看護協会)

1年足らずでスタッフが入退職を繰り返す病院がいかに異常であるか、おわかりいただけるのではないでしょうか。

業務量とスタッフの人数が釣り合っていない

業務量が多く、常にスタッフが余裕なく働いている病院は、業務とスタッフの人数が釣り合っていません。もちろん、患者さんの急変が立て続き、緊急入院があった場合には忙しくなることもありますが、常にスタッフに余裕がないのはブラック病院です。

スタッフの余裕の無さはインシデント・アクシデントの温床であり、自分自身も巻き込まれかねません。また、業務をこなすのに必死になると、自分の看護観に沿った看護ができず、労働意欲の低下にもつながってしまいます。

待遇が悪い

待遇の悪さとは、以下のような劣悪な労働条件のことです。

・有給休暇を自由に取得できない
・残業が多い上に、残業代が支払われない
・休日が少ない

有給休暇は労働者の権利であり、取得に制限はかけられません。ブラック病院では有給休暇を取得しにくい空気があり、取得を申請しても断られてしまいますが、これは当然違法です。

また、看護師に特有な待遇の悪さが「前残業」です。始業時間より前に出勤し、情報収集や業務の準備をする時間も本来であれば、前残業として残業代が支払われなければなりません。ところが、ブラック病院は前残業の実態を見て見ぬふりをする傾向があります。

スタッフに向上心がない

医療技術は日々研究され、進歩し続けています。そのため、患者さんに適切な医療を提供するためには、定期的な知識や技術のアップデートが必要です。

スタッフに向上心がなく、いつまでも古い手技やケアを実施している病院は時代に取り残されてしまいます。最近は病院も倒産してしまう時代です。向上心のないスタッフを多数抱える病院は、患者さんからの信頼を失って倒産するリスクも高いといえるかもしれません。

ナースステーションが汚い

ナースステーションには治療やケアで使う物品も保管されており、衛生面に問題があると患者さんに悪影響が出ます。また、物品が整理整頓されていないと、探すのに時間がかかり業務が滞る原因です。

職場環境の悪い部分を改善しないのも、ブラック病院の特徴でもあります。まともなスタッフは退職し、環境を改善する意識のないスタッフが増えてしまいます。

休日出勤や仕事の持ち帰りが当たり前

休日にもかかわらず、病棟会や委員会などで出勤せざるを得ない状況は、ブラック病院特有です。また、看護研究や勉強会などを半ば強制でやらされ、休日を使って資料作成をせざるを得ない状況も普通ではありえません。

先輩から「私たちも休日を潰してやったよ」などと言われても、受け入れないようにしましょう。将来のための自己研鑽でなく、病院から依頼された資料作成は業務として扱われるのが当然です。

「ブラック人材」の存在にも注意!

「ブラック人材」の存在にも注意!
職場をブラック化させるスタッフ、いわゆる「ブラック人材」の存在にも注意が必要です。せっかく労働条件の良い職場で働けていても、一部のブラック人材によって職場がブラック化してしまう場合もあります。

ブラック人材の最大の問題は、明らかな違法行為はしないため対処ができないことです。自分の職場にブラック人材がいないかチェックしてみましょう。

他者の批判ばかりするスタッフ

他者批判が趣味のようになっているスタッフがいると、萎縮してモチベーションが下がりますよね。もちろん、改善点のまっとうな指摘は業務改善には必要です。しかし、自分のことは棚上げにして、他者批判ばかりする行為は不適切といえます。

在籍年数が長くお局化したスタッフ

現在の部署での在籍年数が長くなり、ほかのスタッフが意見できない存在となっているのが、いわゆる「お局」です。もちろん、在籍年数が長いスタッフのすべてがお局ではありません。あくまで理不尽な言動に周囲が口出しできないようなスタッフのことを指します。

お局化したスタッフはナースコールを若手看護師に押し付ける、あいさつしても無視するなどの問題行動をしがちです。お局看護師がいる日の勤務はスタッフのモチベーションが下がってしまいます。

仕事のやり方を変えたくなく業務改善を極端に嫌うスタッフ

医療技術は日々進歩しており、また、スタッフの入れ替わりなどにより病棟の状況も毎年変わっていくものです。そのため、定期的な業務改善が必要となります。しかし、中にはこれまでの仕事のやり方に固執し、業務改善を極端に嫌うスタッフがいます。

業務改善の案が出されると、何かと理由をつけて現状維持に持っていきがちです。状況変化に合わせられないスタッフや病棟は、非効率的で働きにくくなります。

意識の高さを他人にも強要するスタッフ

意識の高いスタッフがいること自体はいいことですが、ほかのスタッフにまで同様の意識を強要するのは考え物かもしれません。なぜなら、誰もが自分なりのペースや考え方があり、乱されると働きにくくなるからです。

とはいえ、ほかのブラック人材とは違い、うまくコントロールできればスタッフ全体の向上心の引き上げにもつながります。意識が高く他者に厳しいスタッフをブラックだと決めつけず、付き合い方を工夫してみるのもよいかもしれません。

管理職なのに問題解決から逃げるスタッフ

医療現場では、人間関係や業務上のトラブルは必ずといっていいほど発生します。職場トラブルの問題解決に率先して取り組むのは管理職の役割です。

ところが、管理職として経験が浅い、適性がないスタッフは問題解決から逃げてしまいます。当然、問題は放置され状況は悪化していく一方です。管理職だからといって、必ずしも頼れるスタッフであるとは限りません。

勤め先がブラック病院だった場合はどうする?

勤め先がブラック病院だった場合はどうする?
ブラック病院の特徴や、職場をブラック化させるスタッフについてご説明しました。もし、自分の勤める職場がブラック病院だった場合、どうすればよいのでしょうか。取るべき対処方法をご説明します。

業務改善で乗り切れるか検討する

まずは、不当な業務量や残業を、業務改善で少しでも減らせないか検討してみましょう。ナースステーションの環境が悪い場合は、整理整頓などの5S活動からはじめるのも有効です。

人間関係が悪く、スタッフ同士がギスギスしている職場でも、業務改善によって人間関係が改善される場合もあります。小さなムダを省けないか、少しずつ話し合ってみてはいかがでしょうか。

異動で環境を変える

業務改善に取り組もうとしても、ほかのスタッフの協力が得られなければ、効果は期待できません。それどころか、ブラック人材のスタッフから目をつけられて、働きにくくなることさえありえます。

いまの職場を変えることが難しいと判断したら、異動で自分自身の環境を変えてしまうのがよいかもしれません。異動の希望を出してすぐに実現できるかは病院の都合によりますが、ずっとブラックな職場で働き続けるよりも希望がもてますよ。

退職・転職で環境を変える

業務改善がうまくいかず、異動の希望も通らなさそうであれば、退職・転職で環境を変えてみてはいかがでしょうか。ブラック病院で心身ともに消耗してしまうと、適切な判断ができなくなります。

思考停止し判断力を失ってしまうと、転職活動をする意欲が失せてしまい、ブラック病院から抜け出せなくなります。「ここはブラック病院だ……」と気がついたら、ぜひ早めに行動を起こしてみましょう。

ブラック病院に就職しないための5つのチェックポイント

ブラック病院に就職しないための5つのチェックポイント
「せっかく勇気を出して転職したのに、転職先もブラック病院だった。」このような事態は何としても避けたいところですよね。ブラック病院を見抜き、就職しないための5つのチェックポイントを説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

チェックポイント①病院の規模の大きさを基準にしない

ブラック病院は小さな個人病院から、大きな総合病院や大学病院まで多岐にわたります。そのため、「大きな病院だからしっかり管理されているだろう」と、決めてかかるのは非常に危険です。

また、同じ病院内でも特定の部署のみがブラック化している場合もあります。先入観にとらわれず、実態を見ていくのがポイントです。

チェックポイント②看護師の年齢層に偏りがない

看護師の年齢層に極端な偏りがある病院は要注意です。若い看護師が多すぎても、年配の看護師が多すぎてもいけません。

なぜなら、若い看護師ばかりの病院は体力面でハードであり、体力が追い付かなくなった看護師が辞めている可能性があるからです。また、年配の看護師ばかりの病院は、いじめやブラック人材の存在により、若手が辞めている可能性が考えられます。

理想は適度に年齢層がばらついており、それぞれの長所を活かし、短所を補い合えるような職場です。

チェックポイント③即戦力のみを募集していないか

スタッフの入れ替わりの激しい職場は、経験の浅い看護師を採用して育てている余裕がありません。そのため、募集をかけているのは常に即戦力となる、ある程度の経験のある看護師ばかりとなります。

即戦力として期待されること自体はよいことかもしれません。しかし、まだ仕事に慣れていないにもかかわらず、自立を求められ無理を強いられることもありえます。

チェックポイント④見学の際は言葉を当てにせず職場環境を確認する

転職先の見学は貴重な判断材料となるので、強くおすすめします。しかし、見学の際に病院の概要を説明してもらう機会があっても、言葉をありのまま受けとめることはやめておきましょう。

なぜなら、ブラック病院は事前の説明と実態に食い違いがあることが珍しくないからです。「残業はほとんどない」と説明されながらも、実態は残業だらけといった場合もありえます。

そのため、見学の際にはナースステーションの状況やスタッフの年齢層など、客観的な判断材料の確認に留めておきましょう。

チェックポイント⑤実態は第三者から情報収集する

病院の実態の情報収集は第三者から行うのが適切な方法です。私たちコーディネーターは病院と密に連携を取り、実態の把握に努めています。ぜひ、転職の際の情報収集にご活用ください。

まとめ

今回はブラック病院の実態や見抜き方についてご説明しました。ブラック病院で働いても、心身ともに消耗するだけで何一ついいことがありません。疲れ切ってしまわないうちに行動を起こすことを強くおすすめします。

看護師ドットワークスではブラック病院での勤務に苦しむ看護師の転職支援を行っています。ブラック病院で働いていても、成長もなく疲れるだけです。

転職を成功させるポイントは転職者と医療機関のニーズをマッチさせることです。自分自身の本当のニーズに気がついていない看護師は少なくありません。私たちコーディネーターとの面談を通して、ニーズを明らかにしていきましょう。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

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