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キャリアアップしたい看護師が取得すべき資格まとめ7選!

キャリアアップしたい看護師が取得すべき資格まとめ7選!

看護師としての仕事に慣れてくると、キャリアアップにも興味が出てくる方も多いですよね。キャリアアップの際に資格を取得しておくと、選択肢が広がるので、チャンスがあれば積極的に考えていきたいものです。

しかし、一口に「資格」と言っても、非常に多くの種類があり、どれを取得すべきか迷ってしまいますよね。資格を取得することばかりが目的となってしまうと、キャリアアップにはつながらず、せっかくの資格が活かせません。

今回は看護師がキャリアアップの際に取得すべき資格7選をご紹介します。資格を取得し、良いキャリアを実現するための参考になると幸いです。

看護師の主なキャリアパスは「ジェネラリスト」と「スペシャリスト」と「マネジメント」

看護師の主なキャリアパスは「ジェネラリスト」と「スペシャリスト」と「マネジメント」
「キャリアパス」とは、キャリアを積む道のことであり、いかにキャリアアップをしていくか考えることです。

看護師の主なキャリアパスは、①ジェネラリスト②スペシャリスト③マネジメントの3種類にわけられます。

それぞれの特徴を知り、自分のキャリアパスの計画を考えてみると良いですよ。

ジェネラリスト

ジェネラリストは、特定の分野・領域にとらわれず、幅広い知識や経験を積み重ねる看護師です。働く場所や勤務形態も人それぞれであり、仕事だけでなくライフスタイルを含めたキャリア形成をしていきます。

資格を取得すると選択肢が増えるものの、資格が必須ではありません。さまざまな知識や技術、経験を身につけるためには、病院以外の現場での勤務も大切です。

人によって幅広い選択肢があるのが、ジェネラリストの特徴です。自分の看護観、ライフスタイルとじっくりと向き合い、キャリアパスを考えていく必要があります。

スペシャリスト

スペシャリストは、特定の分野・領域において高い専門性を発揮し、レベルの高い看護を提供する看護師です。患者さんに対しての直接的なケアだけでなく、共に働く看護師への指導を通して全体のレベルアップを支援する役割も担います。

資格取得はスペシャリストにとって、キャリアアップへの近道となります。看護師としての役割の幅が広がるだけでなく、資格を取得する過程での成長がスペシャリストとしてキャリアアップには欠かせません。

マネジメント

マネジメントは、所属する組織の看護師長や看護部長を目指すキャリアパスです。資格がある方が有利になる場合もありますが、組織内でのクリニカルラダーが重視される場合の方が多いかもしれません。

なにより、マネジメントでのキャリアアップを目指す場合、組織内での信頼や経験が欠かせません。いかに組織に貢献し、後輩の育成を業務の傍らで行っていくかが重要になります。

3つのキャリアパスからどれかに絞る必要なし!

3つのキャリアパスからどれかに絞る必要なし!
さて、看護師の3つのキャリアパスをご紹介しましたが、どれを目指すべきか一つに絞る必要はありません。むしろ、すべてのキャリアパスの可能性を考え、それぞれの要素を混ぜ合わせながら、自分だけのキャリアを考えていきましょう。

自分のキャリアを考えていく過程で、3つのキャリアパスのどの要素が大きくなり、資格取得がどのような意味をもつか考えていくと良いかもしれません。

「まだ自分の目指したいキャリアがよくわからない…」という方もいるかもしれません。まだキャリアが定まっていない方は、目の前の業務や興味のある分野の勉強に集中していくと良いですよ。

日々の業務や勉強を積み重ねていく過程で、自分の目指したいキャリアは見えてくるものです。焦らずに自己分析を進めていきましょう。

スペシャリスト向きの資格

スペシャリスト向きの資格
スペシャリストと聞いて、まず思い浮かぶ資格は「認定看護師」と「専門看護師」ではないでしょうか。どちらも知名度があり、取得は大変ですが、キャリアアップのきっかけとなる資格です。

それぞれの特徴を説明しますので、自分の特性やこれまでの経験と照らし合わせて考えてみると良いですよ。

①認定看護師

認定看護師は臨床のエキスパートとして、現場でハイレベルな看護を提供する看護師です。皮膚・排泄ケアや感染管理をはじめとした19項目の特定分野において、看護実践だけでなく、同僚からの相談や後輩の指導といった役割も担います。

資格を取得するには、専門の教育機関に通う必要があります。認定看護師になるまでは大変ですが、その過程において熟練した看護技術や知識を身につけられるのが、大きなメリットです。

また、教育機関には、他の施設で働く看護師もいるため、専門分野の人脈を増やすチャンスでもあります。

現場でのスペシャリストとして活躍は、将来の昇進などの別分野でのキャリアップにつながる可能性もありますよ。

②専門看護師

専門看護師は同じスペシャリストでありながら、認定看護師よりも幅広い分野で活躍するのが特徴です。臨床での実践や教育を行う傍らで、地域医療との調整役や研究活動までこなします。

がん看護、地域看護などの13特定分野に分かれています。看護系大学院に2年間通って単位を取得し、試験に合格しなければ専門看護師にはなれません。資格取得までのハードルは非常に高いです。

臨床現場だけでなく、管理職や研究職の可能性が広がるのが専門看護師の特徴です。資格取得までの道のりは大変ですが、チャレンジしがいのある資格であるともいえます。

マネジメントのキャリアアップをしたいなら③認定看護管理者

マネジメントのキャリアアップをしたいなら③認定看護管理者
マネジメントでのキャリアアップを考えるのであれば、認定看護管理者は大きな目標となります。認定看護管理者は、組織の課題を明らかにし、組織全体のサービス向上に取り組むのが責務です。

つまり、所属する部署の管理業務だけではなく、組織全体に影響を及ぼし、マネジメントしていくことができます。また、時には組織の枠を超えて、地域の他の組織との連携を図り、地域医療全体の向上に努めます。

認定看護管理者になるには、所定の要件を満たして認定試験に合格しなければなりません。現場での実務経験に加え、師長以上としての管理業務の経験も必要であるため、ハードルが高い資格だと言えます。

マネジメントを中心にキャリアを形成したい方にとって、取得できると大きなアドバンテージとなります。認定看護管理者を目指してみる価値は大いにありますよ。

看護師としての臨床経験を他領域で活かしたい人向けの資格

看護師としての臨床経験を他領域で活かしたい人向けの資格
病院での看護師経験を他領域で活かしたい方にとって、資格取得がキャリアアップへのきっかけとなる場合があります。

どの資格も気軽に取得できる、とは言い難いものばかりです。しっかりと目標を定めて、計画的に資格取得に向けて動いていく必要があります。

長い目で自分のキャリアを考え、資格取得が人生全体に良い影響を与えることであるか、しっかりと考えてみましょう。

④ケアマネージャー

ケアマネージャーとは、介護保険法に基づいた介護サービスの調整役となるための資格です。要支援・要介護者に対するケアプランの作成や、地域や家族との調整役となります。

後期高齢者が急増する「2025年問題」を目前とし、介護分野の需要は年々高まっています。それに伴い、ケアマネージャーをはじめとした介護分野のスペシャリストの活躍の場は、今後ますます広がることは間違いないでしょう。

ケアマネージャーは介護分野に興味がある看護師にとって、キャリアアップに有利となる資格です。資格試験は難しいですが、取得要件は厳しくないため、働きながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

⑤保健師

保健師は保健所や企業、学校などに勤務し、個人の健康相談や保健指導を行って、地域の健康を守る職業です。資格は看護師同様に国家資格であり、保健師養成課程に通って国家試験に合格することで取得できます。

看護師との大きな違いは、「予防医療」を中心に活動することでしょう。病気になる前の段階でのアプローチで、いかに健康を維持するかを指導するのが保健師の役割です。

また、公務員として勤務することもでき、安定した職業であるのも保健師の魅力です。ワークライフバランスも重視したい方は検討する価値ありといえます。

⑥助産師

助産師は妊娠から出産までの妊婦(褥婦)と新生児のサポートをする職業です。保健師同様に、助産師養成課程を経て、国家試験に合格することによって取得できる資格になります。

看護師でも産婦人科で勤務できますが、業務範囲は妊婦(褥婦)や新生児の生活サポートのみです。助産師の資格を取得すれば、出産時の助産行為のサポートに携わることができます。

また、助産師の国家資格を保有することで、助産院の開業が可能となります。出産は予定通り進まないことも多く、激務になりがちですが、助産師は大変やりがいを感じる職業です。周産期に深く関わりたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

⑦養護教諭免許状

養護教諭免許状を取得すると、養護教諭として勤務できます。養護教諭とは、いわゆる「保健室の先生」です。学校の保健室で勤務し、学生のケガや病気の対応をしたり、健康診断のサポートや保健指導をしたりします。

近年はケガや病気だけでなく、メンタル面に問題を抱えた学生の対応を求められます。そのため、看護師として患者さんを身体面・精神面・生活面からサポートしてきた経験が活かせるのではないでしょうか。

養護教諭免状を取得するには、大学・短期大学などで必要単位を取得し、各都道府県教育委員会に授与申請を行う必要があります。

まとめ

今回は看護師がキャリアップするのに役立つ資格7選をご紹介しました。どの資格も簡単には取得できませんが、その分キャリアアップの大きな武器になることは間違いありません。

また、資格を取得することばかりが目的となってしまうのも本末転倒です。資格を取得した先に、どのような働き方ができるかをイメージしながら、計画を立てていきましょう。

資格を取得し、キャリアアップを考えた場合、今の職場を離れる選択が必要になる場合があります。病院によって、看護師の資格に対する考え方は異なり、資格取得を経済面や勤務形態からサポートする場合もあれば、サポートが得られない場合などさまざまです。

もし、本気で資格取得を考えるのであれば、より有利な環境への転職を検討してみましょう。まずはプロの転職コーディネーターへご相談ください。あなたのキャリアプランに沿った提案を受けて、検討してみてはいかがでしょうか。

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